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当方が通院している病院では数年前から名前は呼ばずに番号で呼ぶようになった。会計時の精算機での順番待ちは元から番号を用いていたのでさほど違和感は覚えなかったのだけど、その時の説明では「個人情報の保護の観点から云々」ということだった。

確かにプライバシーの観点で考えると、個人名を不特定多数にさらされて、その場に居ることが分かるってのは、色々と問題となる可能性がある。総合受付ならいざ知らず、各診療科で呼ばれた場合、嫌だなあと感じる人も多いだろう。その点ではメリットは大いにある。


例えば「ドラえもん」を読み返してみると分かるのだけど、何か新しいものとか珍しいものを買った時に、友達を自宅に呼んで皆に披露したり遊んだりといったスタイルが、若年層の文化的な行動様式として確実に、幅広い形で存在していた。ボードゲームも良い例かな(元々多人数で遊ぶものだし)。

今ではどうなんだろうかという話だけど、これは統計を見たことが無いので数量的なものは確認できないのだけど、恐らくは昔と比べたら壊滅的に減っているような気がする。共働きで親が自宅にいる時間が少なく、防犯上の問題があったり、地域社会の横のつながりが減退していたり、他人に持ち物などを披露したりすると「差別が」云々と騒ぎ立てるモンスターペアレンツの挙動が頻発化しているってのもあるのだろう。

本当に新品や珍しいものを披露したいのか、あるいはそれを理由づけにして自分の家に他人を招待して楽しい時を過ごしたいのか、さらには自分の好きな人を自分の家に呼ぶ理由づけにしたいのか...はともかくとして。その類の「見せたいから呼ぶ」ってスタイルは昔と比べれば少なくなっているハズ。


これは一度以前に言及したことがあるかもしれないけど、指摘されてハッとした件。固定電話は電話番号が半ば公開されていて、基本は世帯ベースでの利用となるから、どこからかかってくるか分からない。他方携帯電話、特にスマホは、電話の中に電話帳が収められていて、そこから選択して直接相手につなげてかけるという感覚になっている。

もちろん直接番号を入力して電話をすることもあるけれど、固定電話と比べると圧倒的にその比率は低い。しかも固定電話が世帯単位への連絡なのに対し、携帯電話は持ち主個人が基本。例えば携帯電話に電話をして、「済みませんが弟の二郎さんはいますか?」と聞くケースはまず無い。だから携帯電話宛に、見知らぬ人から電話がかかってくるともの凄くびっくりするし、その通話内容が間違い電話だったりすると「今時こんなこともあるんだな」と別の意味でびっくりする。

電話をした先が必ず自分の知っている相手で、相手も多分に自分を知っている。糸電話的なつながりによる電話利用がメインとなっている人にとっては、電話を受けた時点で相手は自分のことを分かっている(スマホなどの携帯電話の場合、受信している相手が電話帳に登録されていれば、その人の名前などが表示される)はずだから、ついつい自分から名乗りをするという礼儀作法を忘れてしまう......というか、そういうスタイル自身が常識では無くなっているのかもしれない。何しろ自分が普段使っている電話がそうなんだから。

でも受け手からすれば、(受信している相手の情報が表示されない)固定電話であっても携帯電話であっても、見知らぬ人からかかってきた場合には、やはり自分から名乗る前に相手の素性を聞きたくなる。怖いもの。道端でいきなり「済みませんがあなた●×さんですよね」と言われたら、やはり怖いし、正しいか否かの前に「どちら様ですか」と聞くよね(場合によってはすぐに逃げるのが正解ってこともあるけど)。


世の中には仕切り分けが難しいものも多々あるけど、自分ができない事とか関係の無い事では無く、何らかの形で自分に関わり合いのある事をより集めて整理をすると、指摘の通り大よそ「自分が好きな事」「自分ができる事」「他人が自分に求める事」の3つに分けられる。で、もちろんそれらもきっかりとどれか一つのみってわけでは無く、メインはこれだけどこの領域にもかぶっているよねとか、どれにも当てはまるかもなということがあり、それが二つの重なり合いの部分とか、三つすべてが重なっている部分となる。

自分が好きな事だけど自分ではなかなかできない事は、費やす時間は楽しいけれど効率は悪いし生成物も大した量ではない。自分が好きで自分でもできるけど、他人が求めていないことは、自己満足で終わってしまうことが多く、趣味趣向の領域からは抜け出ることができない。自分が容易にできて、自分でも好きで、他人も求めているものなら、自分のハッピーな時間を堪能でき、それで他人も幸福になるし、その見返りでさらに自分も幸せになれる。ポジティブなスパイラルで一生を過ごせる。これこそ最高のパターン。


インターネットの普及浸透により、ツール・媒体としてのメディアの境目があいまいになり、発信元の信ぴょう性がより重要視されるようになった。昔は「新聞」は紙媒体としての新聞以外に新聞出版社業界や関連団体、所属する人たちまでを多分に意味し、合わせて信頼のおけるもの、権威あるものという感じがしたけれど、そして今でもその意味合いで使われるケースが多いけど。インターネットを用いて同じようなことが誰でもそれなりにできるようになり、新聞社自身もネットを使うようになって、紙媒体の新聞ならばどのようなものでも信頼できるってことは無くなりつつある。

紙だから偉い、権威ある、信頼できるという、物理媒体信仰はいまだに根強いことは否定しないし、情報の保全性で考えるとそれも仕方がないかなという気はするけど。情報の確からしさは配信されるツールによるものではなく、配信元(作り出す集団)による傾向が強くなってきたし、それが本来あるべき姿なんだろうなとは思う。

新聞の情報が丸ごと信頼できるというのなら、その新聞を作っている企業が配信しているネット情報も信頼できるから、ネット情報も信頼できるのかというと、そうじゃないよね。

結局のところ、どのような集団が、あるいは個人が語っている内容なのか、その出どころを確かめることが、その情報が信頼できるものなのか、読むだけの価値があるのか、参考にしても良いのかを判断する、一つのフラグになっている。昔からそうだったのだろうけど、その傾向がさらに強さを増してきたと感じる。

見方を変えれば、ツイートしている内容の通り、「あの媒体がムキになって反論しているのなら、それは事実だ」「あの界隈が反発し、世間に煽っている雰囲気を覚えたのなら、対象事案はおおむね正しい」というもの。ある意味、その媒体や界隈の反応が、世の中を正しく精査するためのリトマス試験紙となっていたりする。

以前紹介した【新聞で見かける「波紋が広がりそうだ」「議論を呼びそうだ」は記者や新聞自身の想いを込めたメッセージ】のような、新聞をはじめとした対象メディアの内部的思考・願望を、あたかも世間一般全体の意見であるかのように読ませ、読者に同意するよう促す表現方法と併せて認識して精査に用いると、テレビや新聞の見方がぐんと面白くなる。


先日からツイッターで時折掲載される、夢のある同人おとぎ話。ネタ的にちょっとR18的なものも含まれることがあるのでリツイートは慎重にしたり、こちらでの紹介は止めているのだけど、そのシリーズの制作の際に使っているとして紹介された「ひとり会議」なるアプリが、まさにコロンブスの卵的なものだったので、チェック&覚え書き。

当方も自分のさまざまな方面のアイディアをメモファイルに箇条書きしたり、付せんに書いて貼りつけたり、ホワイトボードに記すことは結構ある。他方、お話を作ったり漫画を描く上では、言葉のやり取りが重要になるので、単なる箇条書きでは難しい面もある。その点ではこのようなツールは非常に有益。

多分、セリフ回しのこねくりをしている際に、頭の中にはそれなりのビジュアルが、それこそコンテレベルかもしれないけれど、もやっと浮かんでいるのだろう。脳内のキャラによるセリフの投げ合いを、とりあえずテキスト化して記録しておくことで、プロット政策が容易になる。これは確かに便利なツール。

初もうでとおみくじの作法と

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近所(といってもそれなりに距離はあるけど)にそこそこ知られている神社があることを知ってからは毎年初もうでに出かけてお札などを調達しているのだけど、今年は昨年以上に長蛇の列ができており、一度あきらめて撤収したほどの状態だった。まぁ去年は粉雪が舞い散るほどの寒さだったのに、今年はぽかぽか模様だったので、それも多分に影響しているのだろう。ともあれ、初もうで客が増えているってのは悪い話ではない。

で、初もうでに関わるお話、注意事項をいくつかということで、覚書。ぶっちゃけるとこの類の作法は地域、さらには神社やお寺ごとに違いがある場合が多々あって、世界共通の汎用的ルールの類は存在しない(「人に迷惑をかけるな」などは常識論)。周辺の人のまねをするというのも一つの手立て。


以前も似たような話として、何らかの事象における片方のサイドのインタビューを、さも語っている内容がすべて事実であるかのように記事にしたためて掲載し、訴えていることを真実であるとの印象付けをする方法論について言及したことがある。選挙の直前に特定政党の関係者のインタビュー記事が相次いで掲載されたり、特定少数の体験談を載せた直後に、社会全体の問題であるかのように説明する新聞記事とかが良い例。木を見て森を見せず、的な感じ。

で、これと類する話ではあるのだけど。インタビューなり独自語りな動画による主張の場合、読み手・視聴者としては強い印象を受けることに違いは無いのだけど、語られている内容が事実であるか否かはまた別の話であることに注意しなきゃならない。この辺は戦争参加者の体験談周りでも話したかな。印象付け、思い違い、記憶の錯誤や上書き。事実に面した人の話でも、それが事実語りであるとは限らない。ましてや、何らかの意図が関与しうる状況ならば、指摘している通り、第三者の追認精査が無いと、匿名による投稿とさほど違いは無い。

後で間違いを指摘されても「思い違いでした、勘違いでした、てへぺろー」とか「編集側の意図で勝手に変更させられた」「こういう感じに言えと強要された」と言い逃れが出来てしまう。つい先日、某政党党首の問題で、次々に過去の記事が出てきた時に「編集側が勝手に改ざんした」と主張したのが良い例。


吉野家で行われたソフトバンクの無料キャンペーンは、少なくとも吉野家の売り上げを劇的に向上させる効果があった。利益が上乗せされたか否かまでは分からないけど。その後、ミスドとかでも似たような話はあったし、ピザ屋さんでも類似案件の事案が展開され、やはり人が殺到したとの話が伝えられている。

ただそのサービスの受領の際に、数時間も待たされたり、さらにはストレスをためるような状況ってどうなんだろうなあという気はする。指摘はまさにその点をついていて、なるほど感。

以前期待値計算の話をしたけど、それにも似ている。待たされた時間で何ができただろうか、その時間の消費は、結果として手に入れたものの分だけ価値はあっただろうか。見方を変えると、この時間やストレスの価値計算ができない、しがたいからこそ、長時間を費やして並んでいるのかもしれない。生活保護周りの問題の一部とも似ている。


これはFacebookの感情アイコンの導入の際にも語られた話ではあるのだけど。ソーシャルメディアはハードルの低い意思疎通ツールであるだけに、感情の投げ合いも容易に行われうるものとなってしまう。発火点が低いんだな、行動までの。すぐに気化してしまう揮発性の溶剤のようなもの。

でもそのエネルギーによってなされた行動は、大抵においては周辺まで合わせて不幸にしてしまう。でも黙っていたのでは好きな相手への気持ちも伝えにくい。平穏だけど見ているよ、リアルなら何も語らずにただただ肩を寄せ合わせる、体温を感じさせるだけ、そんな想いを伝えたい。

大晦日から元日にかけては、「おめでとうコール」や「おめでとうメール」が集中し、ケータイ・スマホがつながりにくくなる場合や、メールの配信遅延が発生することが予想されます。お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、大晦日から元日にかけての時間帯でのご利用をなるべく控えて頂くようお願い申し上げます。

昔は大みそかや元日で無くても携帯電話向けのメール遅延って結構頻繁に生じていて、夕方に送っても着信するのが夜中になってしまい、色々とトラブルが生じたってこともあったのだけど、今はそれほどの遅延はあまり見受けられない。でも大みそかから元旦にかけて、「あけましておめでとうございます」的なお正月の挨拶利用が増えると、キャパオーバーになりかねない。当然通話はつながりにくくなるし、メールは遅延が生じえる。

サービス提供側が「使うな」との宣言をするのは非常に心苦しいところがあるのだけど、やはり状況が状況なだけに、注意喚起はせざるを得ないってのはよく分かる話。


具体的にどこまでプラスの効用をもたらしたのか、それは計測する方法が今のところ見つからないし、相関関係の類は探し出せても因果関係を立証するまでには至らないけど。ネットの普及、特にコミュニケーションのハードルを下げたソーシャルメディアによって、作り手と受け手の意思疎通が容易となり、それが作り手のモチベーションのけん引役となっていることは否定できようもない。ツイートにある通り、「真田丸」はその好例といえる。

一方で、指摘されている通り、直接意見がやりとりされるってことは、ノイズ的なもの、アレなもの、ネガティブなものも多分に投げられることになる。ネット界隈のコミュニケーションに慣れている人でも、時折心が折れるぐらいの衝撃を受けることがあるのだから、不慣れな人には非常に厳しいものとなるに違いない。

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