ハンドルネームは他人から呼ばれても恥ずかしくないものに

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実名と匿名論争でも言及したけど、ネット上のやりとりってのは多分に情報そのものが注目され取り扱われることになるので、紐付けするための目印というか土台というかアンカー的なものが大切になる。個人個人の話、個人を形成するために必要な骨組みに相当するのがハンドルネーム(=実名の人はそのまま実名でいいのだけど)。

要は符丁みたいなもので、その符丁にあたるハンドルネームをずっと使っていると、それが実名以上に自分を形成する大黒柱的な存在となってしまう。漫画家のペンネームと同じと表現すれば分かりやすいかな。

実名にしてもハンドルネームにしても結局のところ、個人を他人と区分するために使われる道具でしかない。その必要がないのなら、単に無名で行動すればよいまでの話。名前を入力しないと使えないサービスだったら、不特定多数が使うようなフレーズを仮に使っておくとか(アンノウンとかアノニマスとか)。

なのでハンドルネームでも長期間使っていれば、実名と同様の効用を持つのは当然の話。例えばネットゲームで使う名前も、変なものだと長期間使っていくうちに嫌気がさしてくるのと同じ。自分自身がその名前の存在だと他人が認識していることが分かってしまうから。

まぁ、ハンドルネームをノリとか勢いで作るのは止めた方がいいよ、下手をすると年単位で自分の認識符丁として使うことになるのだから、ということで。

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このページは、不破雷蔵が2020年11月19日 07:32に書いた記事です。

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