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リアルの情報とネットの情報

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ネットの情報も結局は多分がリアルな場からすくい上げたものに過ぎず、そしてネットは単なる情報の伝達と蓄積の手段でしかないのだけど(方向性とか使い方はまったく違うけど、性質的には新聞や雑誌などの紙媒体に近い)、ネットに親しんでいる人とそうでない人との間の情報格差は、ネットを普段使いしている人には想像がし難いほど大きなものがある。実際、法事などで親戚筋の人と話をしていると、そのギャップが痛いほど分かる。脳内でスクリーンが映し出されてリプライでソース付きのツッコミをしたくなるような言及が、次から次へと出てくる。よほどのことが無い限り、実行動には移さないけど。

「何となくの雰囲気」という表現は非常に優れていて、元々一方的に送られてくる情報を受け止め......というよりは流れに逆らわずに身をゆだねて楽しむというスタイルだから、何となくとか、イメージ的なものしか認識しない、記憶に残らない。だから派手な演出や大げさな表現を使ったり、反復する形で何度となく繰り返し伝えられると、それが無意識のうちに刷り込まれてしまう。ぶっちゃけると、洗脳装置みたいなものだ。


果たして本当に半分なのか否か、そしてそもそも「ネットニュース」の定義とは、というところから考え直す必要があるのかなという気もするけど。ネット上で流れて来るニュースの類は嘘や出まかせや虚言やフェイクや釣りが多々あるので、必ず一次ソースを確認しろというのはよく聞く話。

ただ、仮に一次ソースが何らかの権威ある、信ぴょう性の高そうなものとか確からしさのある場所での情報だったとしても、その一次ソースの内容そのものが正しいのか否かを検証する必要がある。そもそも論としてその一次ソースの内容そのものや掲載場所も確かなものではあるけど、書かれている内容が記事とはまったく無関係、あるいは真逆のことが書かれていた......なんていうことも良くある話。英語とか動画とかがソースの場合は頻繁に起きうる。間違ってそうなったのか、意図的にやったのかはともかくとして。


昔の新聞の印刷データをデータベース上に保存し、ランダムアクセスが可能なようにしておいて、自分の好きな日の新聞を出力できるようにする。海外では自社の新聞のデータベースという形で無料公開しているところも多いけど、日本では特別な日の新聞を有料で再配布(しかも一面とかの一部だけ)的な感じで提供されている。

それだけだとインパクトが弱いので例えば「自分の生まれた日の出来事を新聞でチェックしよう」的なコピーが使われるわけだけど......よく考えると、自分が生まれた日当日の新聞を取得しても、そこに書かれているのは早くて前日の出来事。下手をすると数日前の内容だったりする。それは確かに生まれた日の新聞かもしれないけど、生まれた日の出来事は分からない。つまり、翌日の新聞を確認した方が、生まれた日の出来事を知るのには適しているという次第。


【新聞の販売部数などの推移をグラフ化してみる(2019年前期まで)(最新)】などで精査している、主要新聞の発行部数推移。日本ABC協会が調査しているデータで、以前は読売新聞広告社の一般公開資料を使っていたのだけど、その部分のデータ公開が半年だったものが一年おきの更新になってしまって、ならばと日本ABC協会に直接データを求めたところ、最初は取材ということで了解をもらっていたものの、「取材であっても会員で無い人にデータを渡すのはダメだと文句を言われた」とのことで、結局受け取れなくなってしまった。

現状では2019年前期で更新は止まっていて、再び読売新聞の公開データの更新待ち。1年単位での更新となるけど、データが手に入らないのだから仕方がない。他の雑誌とか新聞社でも時折この部数の話は出てるけど、すべてがすべて会員になっているのかな、そもそも部数を非公開とするってのはどうなんだろうかという話はさておき。

その新聞社の部数動向で2020年上半期のものが公開されたとの話。早ければ10月ぐらいには読売新聞の方のもこれに合わせて更新されるはずなので、ようやく記事での精査ができる。とはいえ、これまで半年区切りだったのが一年区切りになってしまうのは残念だけど。


先日お掃除を終えてポストに投函されている郵便物などを確認したところ、山盛りのチラシが入っていて、またかあと思いながら中身を確認していたところ、ちょっとした違和感。なんか似たような文言が並んでいるなとチラシを再確認したところ、新聞社の試読勧誘チラシばかり。

日刊スポーツと産経新聞と東京新聞と朝日新聞の計四紙が一度に入っていた。あとは読売と毎日が入っていればパーフェクトだウォルターになっていたのに。

恐らくは一つの新聞配達所が取り扱っている新聞すべてについて、一度にチラシをぶち込んだのだろうけど、それにしてもこれだけまとめてくると圧倒感がある。いっそのことすべての新聞の試読勧誘チラシを一つにまとめて、ファイルか何かに入れて投函した方が効果的なんじゃないかなとも思ったり。好きなのを選んでみてね、という感じ。


ウェブ上のコンテンツにおける広報展開というか情報の拡散戦略というか広がり具合のロジックは、紙媒体のそれとは大きく異なる。「東スポ戦略」とも呼ばれている、駅売店の新聞売りケースではタイトル部分しか目に留まらないことが多いので、タイトルでいかにインパクトのあるフレーズを使うか、中身と一致するしないなどどうでもいいのでとにかく注目を集めるかが正義でありルールである的なもの。これがウェブ上では絶対規範みたいなものとなっている。

何しろウェブ上のコンテンツは基本的にタイトルのみがずらりと並び、その中から読み手が読みたいものを選んでクリックし中身を読み通していくスタイルなので、まずはタイトルから中身に誘導させねば負け。それこそ羊頭狗肉でも表紙詐欺でもかまわない、手に取らせたら勝ち。ある意味、リアルな世界よりもネット上での方が炎上商法の有効性が高いのも、この点にある。

先日総理への暴言に等しい報道記事が上がっていて、その中でタイトル部分に病症に関連するワードが含まれていたことでさらなる批判が集まったけど、それも結局のところはこの考えに基づいたまでの話。

「記事の拡散はタイトルが9割」の事実は否定しないけど、だからといってタイトルを煽り三昧、誤読上等、差別表現濫用、内容と別物にするのが賛美されるのはどうなのだろう。最近この類の話をウェブ系の「専門家」などが当たり前の常識のようにドヤりながら勧めているのに、正直なところ頭を痛めている。その方法論って、いわゆる悪質系まとめサイトとどれほどの違いがあるのかな、と。安価で満腹になるのには、万引きをしたり試食品を食べ歩くのが一番だと勧めているのとどれほどの違いがあるのか。


一部ではその態度がスカッとすることで人気を呼んでいる「チコちゃん」。しかし最近ではそのドヤりの内容がいい加減なものであちこちからツッコミが入っているのも事実。まるで「チコちゃんがしかられる」のようだ。で、その「チコちゃん」で免罪符として多用されているのが「諸説ある」。

専門家がツッコミを入れて事実ではないと否定したくなるような内容が報じられても、「これは諸説ある中の一つだから、あなたのような専門家が違うと主張するような内容であっても問題はない。あなたの説が事実かもしれないけど、番組内の話が事実かもしれない。だって諸説あるのだから」的なもの。

違うそうじゃない。

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