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先日BPO(放送倫理検証委員会)が発表した東京MXの「ニュース女子」に関する意見公開の話。対象となったニュースの方向性はさておき、意見の内容を読んだ限りでは、これでBPOは確実に自分自身の首を締め切ったな、という感は強い。まぁ、去年のスマップ報道で「問題無し」とした時点で、倫理的な面での存在意義は吹き飛んだわけだけど、今回の話で政治的な面とか、さらには実態解釈の面でもスリーアウトな印象。

同じような基準でサンデーモーニングや報道ステーション、池上氏の番組やモリカケ報道について同様の判断を下さない場合、BPO自身が今判断の基準に抵触するという、二重のトラップってのもすぐに思い起こされるし。それをやらなきゃBPOは単なる反社圧力をかける、まやかしの自主規制機構でしかない。

以前から言及しているけど、業界団体による自主規制は、得てしてすぐに腐敗するし、それを留める手立ては無い。稀に優秀な人物によって良い方向にかじ取りを切る場合もあるけど、それは奇跡の結果に過ぎない。得てして今のBPOのような、シュールストレミングな香りのする状態となる。


報道、特に新聞に関わる人たちの実情を大いに認識させてくれるようになった、可視化性もまたソーシャルメディアの特性の一つ。意思表現ハードルが低いので、ついつい本音が出てしまう。自分のノートの走り書き、居酒屋での戯言のつもりで、不特定多数への、世界に向けた情報発信であることを認識しきれていない。アルタの電光掲示板に向けて語っているよりも大きな発信力になっているというのに。

先日、イギリスのボリスジョンソン氏(ぱっと見だとトランプ氏に似てるんだよなあ)が河野外務大臣から提供された福島の桃ジュースを飲んだツイートに、指摘の通りに心無いリプライが多数見受けられる。そのリプライを受けてのお話。

個人的にはちょいと違う解釈をしている。昔からこのような不逞の輩は一定率存在していて、今と同じように不適な発言をしていたのだろう。ただそれが、拡散力を持たず、発信する情報の射程も短く、当事者に投げかけられることもなかった。テレビに向かって愚痴をこぼす、そのような程度。

しかし現在ではソーシャルメディアを使って世界に向けて発信ができるし(受信をするか否かは人それぞれ)、当事者に直接投げかけることもできるようになった。昔ならば愚痴をチラシの裏に書いてすっきりという程度だったのが、今ではその愚痴を書いたチラシを直接本人の家に貼り付け、貼られたチラシを不特定多数が閲覧できるような状態。


以前にも似たような話はしたかな、「マスコミが報じない事実」としつつ挙げているのが報道のシーンだったりとかいうネタ的話。それを切り口を変えて見てみると......的な。プロパガンダというか情報戦の手法の一つとして、指摘している通り、何かの話が挙がった時に、一つ反論を挙げることでその話そのものの広がりを留めるというものがある。中にはその反論が精査できない、し難いようなもので足止めしているってのもある。仮処分みたいなものだな。

で、確かに「報じていない」は言葉してゼロを意味するのであり、一つでも伝えていればそれで「いなくはない」とされてしまうのだけど。実態としては「マスコミが殆ど報じない、公平性に欠けた事実の伝達」、つまり偏向報道を意味するのだよね。なので「マスコミがまともに、ほとんど報じない事実」とすればいいのだろうけど、それでは少々長すぎるからねえ。

つまみ食い読みとその対策と

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先日記事にした「スマホの普及でますますつまみ食い文化が浸透している」という話をしたけど、それと連なるお話。元々文章を読むプロセスでは、文中の重要なキーワードを中心に読み通すという閲読スタイルが多かれ少なかれ誰にでも身についているのだけど、中にはそれが度を越している、文脈を容易に違えるレベルでやってしまう人もいる。スマホのようなざっと読み、限られた文章内で素早く読むことを求められるような媒体での閲読に慣れてくると、その傾向が強くなる。昔流行った速読もそれに近いやり方ではあったのだけど。

で、そのつまみ食い的な読み方において、自分が気に入らない、嫌悪したくなる、自分の思っている事を否定するような内容に関しては、深層心理的な部分で除いてしまう傾向が誰にでもある。それが一定領域を超えたレベルになると、いくら間違いを訂正するべく文書を出したり話を伝えても、上手くその意図が伝わらないことになる。

良いところ取りは自分を心地よくする一つの方法論かもしれないけれど、事実と違える情報を取得してしまい、それを信奉することにもなりかねない。「赤信号はみんなで渡れば怖くないというネタ話があるけど、あれは単なるジョークであり、赤信号は渡っちゃいけないのだからね」と伝えても、前の部分だけ認識して「赤信号は渡っていいんだ」と理解しかねない。そういう事がありうるから怖いのだな。


それが自らの想いであるのなら否定はしないけど、おかしな話には違いなあと感じざるを得ない、某事務所のネット上での所属員非掲載要請。実本ではちゃんと掲載されているのだけど、ネット上での告知ではこんな感じで該当所属員が映し出されないようになっている...のだけど、普段はアドベンチャーゲームの「かまいたちの夜」のようにシルエット表示とか切り抜き状態になっているのに、それすら面倒になったのか処理の上でやりやすいからなのか、背景全体を真っ白にしてしまった。

これ、事情が分からない人にはトラブルによるものだと思ってしまうのだろうし、以前も言及したけど半世紀ぐらいたったら何か変な文化があったよねと語られるのに違いない。

フランス通信(AFP)など欧州の9つの報道機関は13日、米グーグル(Google)や米フェイスブック(Facebook)などインターネット大手について、掲載する他社のニュースコンテンツから多額の収入を得ているとして、著作権料を支払わせるよう訴えた。

この「報道」記事の元記事、つまり欧州の9つの報道機関が訴えているとの原文がちょいと見つからないのであくまでもAFPの伝えた内容そのものをベースにということでなんだけど。確か数年前にもグーグルニュースまわりで似たような話があり、それじゃ掲載を止めましょうかとしたところ、個々の報道機関へのアクセス流入が激減して、「ごめん、載せて」となった記憶がある。今回は著作権料と切り口を変えてきたけれど、やってることは変わらない。

ツイートでもつっこみを入れたけど、どの掲載内容に著作権料を支払えと訴求しているのかが分からないのが困りものだけど、自社アカウントで発信した内容でということならば(SNS上での記事投稿の場合、広告URLなどを直に投稿しない限り、投稿記事への閲覧で広告料が発生しうるのはSNSそのものに対してだからね)、まずは自社アカウントを削除して自社サイトなりブログでの発信に留めるべき。

また、第三者がコピーしたり引用したニュースの内容で著作権料云々というのなら、その第三者自身に請求するのが筋だろう。また、自社サイトでのツイートやFacebookへの投稿ボタンも削除しないとつじつまが合わない。


先行する記事【定期更新記事:電通・博報堂売上動向(月次)(電通・博報堂)】で触れている出羽守とも関連する話で。いわゆるネタのリサイクルというものなんだけど、ネタとそれへのツッコミとの間隔が短くなってきたのはよいのだけど(デマカセが広まる期間が圧縮される)、ネタが定期的に繰り返し、下手をすると同じソースでリサイクルされるってのはタチが悪い。元々ステルスマーケティングな手法と似通っているものではあるけど、こういう悪質なデマに使われるのはねえ......。

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