「これがもし本当ならば」

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真偽が確認できない、発信者は確認できているかもしれないけどその内情を公言できないタイプの情報を持ってきて、「これがもし本当ならば」というエクスキューズを付け加えることで免罪符としてしまう話。

ネタ話とか妄想とか可能性の思考ゲーム的なもの、色々な状況を想定した事前準備のためのものならともかく、それを扇動ネタとして使うとか、自分の思惑の方向に世論を誘導するための材料とするのは、ジャーナリストではないのでは、という意見があって(引用不可との説明があったので、ややこしい形でツイートしなおした)。

ただこの手法って、少なからずのジャーナリストはやっているし、さらにいえば一般報道の伝達情報も多分にこのスタイルではないかな、と。情報源を公開できないものは基本的に「これがもし本当ならば」と大した違いはない。また「波紋が広がりそうだ」「議論を呼びそうだ」的な論評はすべて合致する。

そしてこれは普段から力説している「報道は確定情報をまずはしっかりと伝えれ」と同義な気がする。

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このページは、不破雷蔵が2020年12月 6日 07:30に書いた記事です。

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