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例の違法、というか不法アップロードサイトの話が色々と込み入ってきたことになっており、その本陣は他の方にお任せするとして。そのサイトの収入源である広告関連でちょいと奇妙な話になってきて、それに関わる指摘があり、ああなるほどその通りと思ったので覚え書き。

あのサイトの利用者は、元々罪の意識など無く「有料コンテンツでも(自分は払えないから、払いたくないから)無料で手に入れても問題ない」、あるいは罪の意識が多かれ少なかれあったとしても「有料コンテンツを無料で手に入れるのはダメなことだけど、タダで手に入るのならその方がいいや」という感じでカウチポテト感覚でやってるのかはともかく、利用しているという属性の人になる。

果たしてそういう人達が多分にいる場所に広告を出して、広告効果を得られるだろうかと考えると、指摘されている通り無いだろうなあ、というのが結論となる。

これってウェブ広告に限らず広告そのものの基本的な話でしかなく、例えば節約術の集大成的なサイトにリッチなホテルの広告を載せて意味があるのか、草食主義の人が集まるコミュニティサイトに焼き肉食べ放題のお店が出稿してどれほどの効果を得られるのか、という感じ。


先日の違法・不法ダウンロードサイトまわりのどたばたから生じている、電子書籍の問題点やら長所短所の話。その一つとして挙げられているのが、現状では電子書籍関連のサービスの大部分はデータのダウンロードでは無く、データの閲覧権の購入に過ぎないということ。前にも例えたけど、本を購入するのではなく、図書館への入館許可権と特定書籍の貸与権が与えられただけで、その図書館が閉館したらもう手に入らないよね、というのが実情。

まぁ、データを直接ダウンロードして手に入れたとしても、そのデータが何らかのトラブルで消えることはある。ハードディスクがすっ飛んだり、間違って消してしまったり、端末入れ替えの際に所在不明となったり、どこにしまったのか分からなくなったり。紙媒体としての書籍でも、紙が経年劣化をしたり、ジュースをこぼしたり、友達に貸したら戻って来なくなったり、間違って捨ててしまったり、どこに片付けたのか分からなくなったりなど、同様の消失リスクはあるのだけど。ただ、電子書籍における貸与権の、配信企業側の事情による喪失は、これまでの「無くなる」とは方向性やパターンが異なるので、心配になるってのは理解ができる。デジタル機器やソフトウェアにおける、メーカー倒産やら事業部門からの撤退でアフターケアが無くなるのと同じ感覚。

雑誌や一読で満足できるようなタイプの本ならいいのだけど、ずっと残しておきたいという類のものになると話は別だからねえ。

まぁ、別の問題として「手にしたはずの本が、配信元の都合で消えてしまった」なんていうのもあって、これは言語道断のはずなんだけど、何度かやらかしてしまったところがあるので、絶望的にその方面での信頼は損なわれてしまっている。「またやるんじゃないか」という疑心暗鬼。この辺の話はまた別の機会があれば。

で、現状の電子書籍では一応その類の引継ぎは大よそ成されている。かつてはそういう取り決めもあったとの事だけど、人が入れ替わり、ビジネスの方針も様式も変わっているので、昔のしきたりがそのまま継続されているか否かは分からない。理屈としちゃあ分かってはいるのだけど、それを是とすると、地銀などでの融資問題でよく出てくる、都合が悪くなると「担当が変わって連絡がつかないので対応できません」と同じで、不信感は強まるよね、ということになってしまう。

インターネット上の「投稿」に関する調査結果が先日、SNS上などで話題になりました。情報処理推進機構(IPA)が公開した「2017年度情報セキュリティに対する意識調査」によると、インターネット上に投稿した経験のある人のうち、「悪意のある投稿」をしたことがある人が22.6%。投稿後の心理は「気が済んだ、すっとした」が最多(35.6%)で、前年比4.3%増。特に10~20代で他世代より高い傾向が見られたといいます。投稿理由としては「人の意見に反論したかった」などが上位を占めています。

こんな調査結果いつ出たっけと確認したら、昨年末の話。速報で無ければ掲載しちゃダメってことではないのだけど、なんでこのタイミングで......と思いつつ、内容としては若者は悪意のある書き込みをストレス発散的にやりがちだよね、という話。まぁ、分析内容そのものは専門家のお話だしケースバイケースってこともあるし、賛否評価はちょいとおいとくとして。

一次資料となる「2017年度情報セキュリティに対する意識調査」は大変に興味深い。属性ごとの回答数が少なめなので統計的なぶれが生じているのには注意が必要なんだけど、いわゆる掲示板などでの荒らし行為をする側の心理状況の一端が垣間見えて面白い。

読み物のビジネスモデルとか色々

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ここ数日例の不法サイト関連でコンテンツビジネスに関する論議を多分にツイッターのタイムライン上で見かけて、自分の頭の中のもやもやとか、その発想は無かったわとか、ああそういう考えもありだよね的な、考えを整理する上で有益なパーツと成り得る話が色々と出ているので、拾えるものをいくつかまとめてシュリンク状態に。トリガーとなったのは、数万冊の本を売るのと、数千だか数百の有料コンテンツ定期購読者を抱えるのとでは、作家が支えられる状態は同じかも、という話。

結局はパトロンのみじん切りみたいなものだし、指摘されている通り薄いファンってのはすぐに他にシフトして離れてしまうもの。自分自身が熱狂している作品以外をどのように扱っているのかを思い返せば、すぐに理解できる。

他方、コンテンツビジネス周りの問題としてページビュー(PV)さえ回ればなんとかなるかもかもって構図が、広告主への貢献に寄与していないとか言う問題もある。ただ実のところこれはずっと前から論議されていた話で「表示だけでも告知宣伝効果があるのは事実で、それを否定するとラジオやテレビ、新聞広告が否定されてしまう」「成功報酬方式のみにするとタダで広告表示をさせたことになるし、報酬を与える側がインチキをする可能性がある(そして実際になされている事例が出ている)」なんていうやり取りがあり、現状のPV主導という形になっているのが実情。


これは統計の取りようが無いし、そもそも「炎上」の定義を明確化することが難しいので経験則も併せ、「そういう雰囲気はあるよね」という同意的な覚え書き以上のものではないのだけど。同時に頭の中にそれっぽい概念図ももやもやと描きながら。

ネットまわり、特にツイッターでの炎上事案においては、少なからずが「届かなくてもよい層に届いてしまい、それが着火点となってしまった」というのは否めない。「お前には言ってねーよ」「その解釈、全然違うけど分かってて逆切れしてる?」「言葉は通じるのに話が通じない」「『自分はこんな人間だから変な意見をしても勘弁してね』宣言しておけば何を言ってもいいと思ってる?」的なリプライが来て、それが火種になったりする。

さらにはそういう火付けを意図的に楽しんでいる人、無意識のうちに趣味的なものとしている人もいる。自分より弱そうな、反撃をして来そうにない人を見つけたら誰でもいいので殴る、的な感覚の人。

残念だけど確率論的にそういう人はいる。また、語られた内容によっては正常な領域内に収まる思考の人でも、火をつけてしまうような話はある。まぁネタ的なレベルではつぶあんとこしあんとか、きのこたけのこ的な、と言えば分かるかな。

書籍における読み手の情報の共有化

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「ポピュラーハイライト」ってのは自分が読んだ中で注目したい、覚え書き死体ハイライト部分を他人と共有する機能。「●×人がここにマーカーを引いています」という表示のやつだね。引用元では「アメリカの教科書」と指摘されているけど、少なくとも当方が大学生時代だった時には同じような仕組みがあった。教授指定の教科書とか、いわゆる過去問とかね。まぁ、それが「ポピュラーハイライト」の元ネタだったか否かという真相はさておくとしても、概念としてはニアリーイコールという指摘は間違ってない。

書籍、本の機能はそれ自身が実装しているコンテンツだけでなく、それを手に取った人の履歴......というか情報も加味されていくってのは面白い発想には違いない。書籍って本来個人ベースで楽しむものであるはずなのに、その楽しみに他人の(コンテンツの作り手以外の)意図が関与することになる。

第三者の意図がコンテンツを作り上げていくという発想は、まさに掲示板やブログのコメント欄に代表される、CMSの仕組み。アマゾンなどのレビュー部分も然り。それが役立つか否かはまた別の話だけどね(正しいもの、良いものとして生成され続けるためには、何らかのインセンティブが必要になる)。

いいなと思って「いいね」を押すと

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先日はFacebookの「いいね!」で表現意志弾圧が行われてちょいと色々な方面で幻滅しちゃったけど、Facebookにしてもツイッターにしても、「いいね(!)」は基本的にその言い回しそのままのポジティブ、少なくともネガティブでは無い心境の表れという解釈ができる意思表示ではある。システム的に、単純に「少なくとも自分は目を通したよ」という意思の表れ、潜水艦のアクティブソナー的なものであるとか、付せんを貼るような覚え書きとしても良く使われるのだけど(つまり、第三者からはどのような意図かは分からない)。

で、指摘の通り、素直に自分の「いいなぁ、これ」を体現化する形でぽちりとおしていくと、その感覚にあわせたよいモノが集まってくるような気がするとの話。まぁ、単純に「いいね」押しだけじゃなくて、書いたり言ったりのような意思表示全般をするってこと。

これって以前紹介した「自分の好きなものを公言していると、その好きなものが集まってくる」論と同じだよね、言い回しは違うけど、筋は同じ。

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