休刊・廃刊・雑誌業界の最近のブログ記事


何でもかんでも「できっこないす」と突っ込むデキッコナイスと、何でもかんでもやってみるやっ太との掛け合い漫才的なお話で、色々な科学や日常生活の不思議を説明していく、子供向けの科学読本「できるできないのひみつ」。厚表紙の学研まんがシリーズとして、覚えている人も多いだろうけど、それがこの度電子書籍版で復活することになったとのお話。

紙媒体版での復活が無いのは、やはりコスト的な問題でハードルが高いからなのだろうなあ、と。見方を変えればコスト面では難しい出版も、電子書籍版としてなら不可能では無いってことの実証例ではある。


ちょいとドタバタしていて記事の展開はもう少し後になるのだけど、先日2018年第1四半期の印刷証明付き部数が公開され、中身をちらほら確認している。で、気になった動向として、週刊少年サンデーの部数が30万部を割り込んだ。

確か40万部だか50万部を割り込んだ時には大騒ぎとなった記憶があるのだけど、30万部われでは現時点で静かなもの。予定調和的なものという認識なのかな。


先日の【ウェブでの無料公開とセールスの問題と】の後日談というかレスに関するお話。これは楽曲系ファイルの収集にもいえることなんだけど、利用する分には問題ないどころかかえって便宜性が高まるのだけど、物理的なアイテムとして存在していないものは、所持欲を満たしてくれない傾向があるんだよね。CDがマイナーな時代となりつつある昨今ではそんなの知らないっていう人もいるのだろうけど、逆にいえばそういう欲を知らないからこそ、流行り廃りが早いというかトレンドが生じにくくなっているのかもしれない。その観点ではCD+握手券ってのは、所持欲を満たす最強の組み合わせなのかもなあと思ったりして。

あと、これは電子書籍に関わる信ぴょう性とも連なる話ではあるのだけど。ウェブや電子書籍では基本的に「他に置いてあるのを読む権利」が得られるのであり、手元に残ることはない。何らかの事情である日突然自分の手元から消えてしまうことがある。無論、紙媒体でも似たようなことはあるんだけどね。燃えたり無くしたり劣化したりとか。けれど、相手の事情によって一方的に消えてしまうのは、理不尽さを覚えるに違いない、と。


昔ならせいぜい同人誌で展開していたものが人気を博したり、観察眼を持つ人にピックアップされたりなどぐらいしか機会が無かったのだけど、昨今ではインターネットで情報配信のハードルが思いっきり下がり、さらにそれを用いたサービスも多様なものが出てきたおかげで、小説やら漫画の世界ではとりわけ、ウェブ上で無料公開していたものが商用化される機会がもりもり増えている。αポリスはその辺りをシステム化して企業ビジネス化した良い例ではある。pixivも似たようなことをしているという感じかな。ああ、小説家になろうってのがまさにその大好例か。登竜門的な。

で、そういう状況下において気になるのが、無料公開時の作品をそのまま放置しておいて、商用化したものへの売れ行きに影響があるのか。ツイッターで連載していた漫画が商用化決定ってことになった時に軒並み削除されたり、ウェブ版で掲載していたのが書籍化される際に「本になるから全部消す」というのは結構ある。これって作者本人の意思によるものだったり、企業側の申し出によるものだったりいろいろ。

多分に、ネットで無料にてゲットできるものがあるのなら、対価を払って買う人はいないだろう、少なくともある程度の市場は食われるので売上にマイナスの影響があるから、公開はよくないとの判断だと思う。ウェブ系のメディアがネットに展開するのを嫌う理由に似ている。元々の自分らのメディアでの商品が売れなくなるからダメ、的な。

ただ実際には、というか現状では、全部が全部では無いけど、紙媒体版として提供されるようになってもウェブ版をそのまま残す事例は結構ある。紙媒体版はプラスαされていたり特別な装飾がしてある場合もあるけど、下手すりゃほとんどすべて同じってのもある。けれどやっぱりそういうのも売れる。


先日某R18系の雑誌が重大発表として、本誌価格を引き上げるけどそれのおかげで執筆陣の原稿料が上がるよ的なお話をして話題になった。それに絡んだお話。媒体の選択肢の増加やコンテンツ量の増加、選択基準やコンテンツの選択のされ方の変化に伴い、既存のビジネスモデルではそろばん勘定が合わなくなりつつある。一気に生じているのではなくじわりと、けれど確実に。昨今はそのスピードがやや速くなっているので、追いつけなくなるところが出ているまでの話。

で、じきに電子書籍がメインベースとなり、紙媒体版は特典版的な立ち位置になるのでは、との話をした記憶があるのだけど、それと同じような結論に至った人は結構多いのだなという感は強い。単純にコンテンツを楽しみたいだけなら電子版でいいじゃん、それ以上の想いを持つのなら物理媒体版に。まぁ、現状では電子版の不便なところも多々あるので紙媒体を選ばざるを得ないとか、逆に紙媒体は面倒なので電子版にしようとか、別の思惑でチョイスされるケースも多々あるのだけど。

ある意味、オンデマンド版的なものになるのかもなぁ、という気もする。電子版だけが先行出版されて、一定数のオーダーが揃った時点で紙媒体版も刊行される、とか。ちょいとしたオマケ付きで。特定大型書店での小冊子やミニ色紙付きの新刊発売スタイルと、構造はよく似ている。


あくまでも「気がする」だけなので、実情としては統計調査を取らねばならないのだけど、よく考えてみたら「増えている」と感じたのなら現状と過去を比較しなきゃいけないわけで、現状はともかく過去はどうやって調べりゃいいんだ、こりゃダメだということでパス。なので、あくまでも今件は当方の主観ということで、裏付けの類は無し。覚え書き中の覚え書き。

ということで、本旨はタイトルにある通りでオシマイとなる。ラノベとか投稿小説を原作としたウェブ漫画とかって大抵は出版社単位で専用サイトが作られていて、しかも各作品のトップページでは類似作品やら同日更新した他作品の一覧が出ていて、ちょいと興味をそそられてクリックしてしまう。アマゾンの「こんな商品も買っています」的な。

で、どこかで見たことがあるような画風だなというのを脳の片隅に発した上で気になる作品をチェックし、中身を読むとやっぱりどこかで見たことがあるような。タイトル部分を再確認して作画担当を見て、ああこの人は...という機会が最近増えている。

無論これが悪いとか忌避すべきだという話じゃない。むしろ歓迎している。一般領域で、ラノベ原作でR18もどきな絵が見られるからじゃなく、その先生の新たな可能性が(あるいは元々そういう領域でも活躍していた、能力を持っていた)開けたから。また純粋に、自分の好みの絵柄で新たな世界に触れる機会が得られたのは、嬉しい話に違いない。

そして、そういう先生のシフトが目に留まるようになってきた理由をいくつか考えてみたのだけど。単にラノベなどのコミック化の需要が急増して総動員体制となっているのとか、R18系で活躍し続けている先生はスキルの上でも優れていて品質も保証されているから使いやすいとか。個人的には人の描写が上手い方が多いので、そういう点を買われているのだろうなあ、と思ったり。

まぁ実際、ラノベのウェブコミック化の中には、どう考えてもプロとしてアレなレベルのだったり、原作のテーマに合わない画風にも関わらず半ば無理やり的な雰囲気が強いものもあったりするので、スキルを持ち、しっかりとした作品管理ができる人は重宝されているのだろうなあ、と。

月刊COMICリュウ休刊発表

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月刊COMICリュウが6月19日発売の8月号で休刊を迎えることが、本日5月19日発売の7月号で明かされた。連載作品はWebへと移行予定。詳細は休刊号にて告知される。

記事のタイムスタンプがゼロ時きっかりであること、例の休刊雑誌一覧にはまだ掲載されていないことから、恐らくは直前に報道規制解除のリミット付プレスリリースが流れたか、早売り版を調達した報道が配慮というか形式的に発売日当日ということで報じたのかな、と。

ともあれ、ウェブ上で色々と作品展開もしていた月刊COMICリュウが休刊。説明にもあるけど、今誌って、「2011年8月号にて休刊が発表されるも、9カ月後の2012年5月号より発行が再開され」という、一度倒れてまた蘇るという、奇跡の復活を成し得ている。雑誌が廃刊では無く休刊となるのは、「一時的なお休み」という大義名分と、「一度取得した雑誌コードを失うのはもったいない」という実情的な理由があるのだけど、その大義名分が実態化したパターン......ではあったけど、再び休刊。これもまた珍しい話に違いない。

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