休刊・廃刊・雑誌業界の最近のブログ記事


先日の処分公開以前に色々と問題が指摘されていたことから出品停止とはしていたけど、今回正式に、著者に連絡(・確認)の上で該当書を絶版にしたとのお話。処分としては当然と言えば当然なのだけど、ね。中がフェイクだらけで、それをマジモノだということで展開しているのだから。元からそういうフェイクネタの本だというのならまだしも。...とかいうと、エセ科学・エセ医学系の本はどうなっちゃうんだろうな、とふと思ったけど、それはまた別の問題なのでさておくとして。


この類の話はちらほら見聞きしていたけど電車のつり革広告の雑誌のはほとんど見ていないし、そういうものなのかな、というレベルの聞き流しをしていたのだけど、改めてじっくりと見て見ると、これは確かに終活誌というか高齢者専用誌というかおはかクラブみたいな感じで、どういうものだろうか。10年単位で同じ雑誌の表紙を見比べてみたいものではある。

雑誌のような類のエンタメコンテンツは定期的に新規加入者を確保していかないと新陳代謝が生じずに、同じ世代がそのまま年とともにメイン層となり続けるので、雑誌も読者のボリュームゾーンとともに老けて行ってしまうという、笑えないお話が実現してしまっている。


年度末だから区切りがよいということでこの類の話はちらほらと出てはいるのだけど、結構メジャーどころの電撃G'sコミックが休刊ってのは結構驚いたお話ではある。もっとも、電撃G'sコミックだけでなく電撃系はおしなべて印刷証明付き部数を公開してはいないので、現状がどうとか最近はどうだったとかいう分析はできないのだけど。まあ、作者にしてみればドキドキものではある。おちゃらけて描かれているけど、もしもお仕事のラインが無くなったらってことを考えれば、絶望感を覚えたのは間違いない。ちゃんと続くよ、ってことでハッピーエンドだったけど。


トリガーとなるツイートは歴史関連の読み物が新幹線や長距離列車内で読み切れる量の長さを目安としていた云々という話。確かに、長距離移動の間に何もできない状況に置かれると、寝るという選択肢以外に本を読み通すってのはありだったし、そういう需要向けに本が用意されているのは理解ができる。もう少し短い時間となる通勤の時には週刊誌や新聞って感じ。

エキナカの売店で列車関連のトリックを活かした推理小説が山ほど置いてあったり、ちょいとした歴史的読み物が並んでいるのも、その需要への対応。ただ最近ではあまり見かけなくなったってのは、スマホとか携帯ゲーム機があるからなのだろうな。

雑誌は主要読者とともに歩む

| コメント(0)


すべての雑誌が当てはまるというわけでは無いけど、この傾向は10年ぐらい前から、電車のつり革広告の変化の視点で指摘されていた話。大衆週刊誌が特にその傾向が強いようで、コアとなる読者が年齢階層では無くて世代で構成されるので、年月の経過とともに読者の多分の年齢が積み重なっていって、求められる記事も年上向けのものとなっていくという傾向。

雑誌の方針がそれならそれで仕方が無いのだけど、本来は年齢階層で縛りった方がやりやすいわけで。常に新しい読者を受け入れられるような仕掛けや努力が必要なんだけどねえ......。ってあれか。ネット世代は情報のコマ切れを取得するのが当たり前の話で、雑誌のようにまとまった形での取得スタイルはあまり好まないから、どのような仕掛けをしても若年層は入って来ないのか。


これ、先日ニュースとなってあちこちで取り上げられていたけど、個人的な第一印象は、よいことだけど危ういなあ、という複雑な心境。具体的には指摘されている通りで「インチキ話でも刊行されると流布されて信じ込む人が出てくる」「インチキとそうでないものの境界線は誰が決めて、その正しさの担保はどこにあるのか」という相反する問題がばりばり伝説。

ものの良し悪しを販売側が決める。単純に売れるか否かではなく、インチキか否かの判断でということなら、その判断を販売側がゲットしたことになってしまう。例えばアマゾン関係者がインチキ本を刊行したら、それも今回の話同様に販売停止はできるかな、というところだ。

報道の話でもちらほら降れているけど、ある程度配信力、頒布力を持つと、実質的に司法的な力を持つことになる。力を持つ者の義務とされているノブレス・オブリージュを果たせるのか、さらにはそれを当人が果たしていると断じていても、社会全体としてはまったく真逆だったりすることもある。グーグルの「Don't Be Evil」問題なんてのもありました。


これはもう「分かる」ボタンを10連射したいぐらいの話。雑誌連載の作品が単行本化される際に、一応雑誌では(打ち切りっぽく見えても)最後まで連載されていたのにもかかわらず、単行本化は最後までされないってパターンが結構ある。特に四コマ漫画系。

素材はあるのに何で単行本化されないのか。SNSの普及で作者側の声がもりもり聞こえてくるようになって、その限りでは「打ち切りされた作品だったり、終わる時には人気投票でも下位のものだったし、それまでの巻で売上が落ちていたから、最終巻とかそれに近い巻とか出しても出版社側にとっては採算が取れないので、それじゃ出さないよ」という判断が下されるのが多分らしい。まぁ、希に版権の問題とか、作者側の意向ってのもあるけど。先日ちょいと言及した「採算ラインを下回るから本の単行本は無しで電子書籍でならいいよ」ってのも同様の考え方。

最近のコメント

Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれた記事のうち休刊・廃刊・雑誌業界カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは事件・事故です。

次のカテゴリは動画です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2019年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31