休刊・廃刊・雑誌業界の最近のブログ記事

重版の良し悪し

| コメント(0)


当初作成した製品がほぼ品切れとなり、それでも需要が多分に推定、あるいは確定できるために、再度生産し直すこと。印刷業界などを中心に、このような事態を重版と呼んでいる...というか原則は印刷業界だけか。で、厳密には今現在言われている重版ってのは、大元の重版以外に増刷も混じってるなあ、という気がするけど、それはさておくとして(増刷は単に既存の版を刷り増しすることで、何の変更も無し。重版は何刷というバージョンアップで、単なる増刷と比べるとコストが上乗せされる。修正を加えたりとか間違いの訂正はこちらで行われる)。

確かに最近出版物で重版かかりました、的な宣伝行為が増えている。当初の思惑よりもたくさん売れて、重版が必要になるぐらいだよってのはアピールとしては大きなポイントになる。それだけ売れているのならちょっと見てみるか、と考える人も多い。作り手にとってもさらに上乗せして売れるのか、というハッピーな気分。お金回りだけじゃなく、ファンが増える、支持されるってことだから。

他方、この重版云々があまりにも多出すると、元々数を抑えて重版がかかりやすいようにしているのでは、との疑いも生じてくる。食品系の新商品でよくある、あるいはよく疑われるアレである。売り切れ詐欺というヤツ。

人手不足はお金不足

| コメント(0)


タイトルで終了案件。お金の部分をリソースとしてもいいのだけど(お金って概念的には結局多様なリソースの具体的表現のためのツールだからね)、マンガ業界のアシスタント不足に限らず、世の中の人手不足の多分はひとえに、お金不足...というよりは提供するお金をケチっているのが問題。

受ける側の立場になって考えてみれば容易に分かる事。そのお金で自分のスキルや時間を提供する動機が得られるか、中長期的に心身を呈する価値があると判断できるか、さらにはそのような場に足を運ぶように勉強したり訓練をするモチベーションが起きるか。ゼロイチの話ではないけど、対価の引上げ、というか正当化は、その時ののみの人材の補充可能性を引き上げるだけでなく、将来に至るまでの人材プールの潤沢化を促す効果がある。

無論お金だけがすべてでしゃない。けど、お金ってのは大きな、そして分かりやすい、手を打ちやすい要因ではある。昔の佐川急便の宅配業者バイトにたくさんの人が応募し従事した理由を思い返せば、理解は容易にできるはず。


先日アンケートというか投票の受付を開始した、少年・男性向けのコミック誌の電子雑誌版(有料版)を購読したことがあるかどうかという話。少女・女性向けコミック誌についても聞きたかったけど、選択肢としてもう一つ「そもそも紙媒体も電子媒体も少女・女性向けコミック誌は読んでいない」が必要になる可能性が高いので、それは留保。

で、その結果がようやく出たので確認を。

子供向け雑誌の付録の充実性

| コメント(0)
つまみを回すとボールがコロン♪ ガムボールマシンのようなボールマシンがふろくです!ボールはたっぷり16個(8色×2個)! 巻頭付録のビンゴカードと一緒に遊びましょう♪ ボールと同じ色のマスをあけていくビンゴあそびや、カードの数字を使った計算ゲームなど、いろんな遊びが楽しめます!

先日のアイスクリーム自動販売機といい、先のぴょんぴょんらーめんの付録といい、最近の子供向け雑誌の付録は色々な意味でアグレッシブな感じがする。確かに最近は雑誌のみではインパクトが弱い、売れ行きがアレだってこと、電書との差異を確かなものとするために物理的な付録を充実させるとの思惑があるのかもしれないけど。成人女性向けの写真雑誌的なものもその方向性だよね。

で、子供向け雑誌の付録の充実性の観点で考えると、日常生活上のインパクトのありそうなアイテムを再現する、楽しめる動態が実稼働するってあたりがポイントなのかなあ、という気がする。実用性があるかどうかってのは二の次。企業とタイアップできれば売上の観点でも再現性の上でもさらにプラスとなる。「おともだち」のレゴの付録とかもいい例か。

今回取り上げる小学一年生のビンゴマシンは、確かにビンゴを楽しむことができる仕組みになっているけど、実質的に例のアレ、焼肉屋さんなどで見かける、1回10円ぐらいのガムのガチャだよね。子供には素直にビンゴマシンでいいのだろうけど、大人にはガムガチャの方がしっくりくる。


先日本家サイトで更新をした、印刷証明付き部数の少年向け・男性向けコミックの記事。部数が漸減しているのは事実なんだけど、単にコミック誌の影響力が減退しているってわけじゃなくて、電子雑誌版にシフトしているからって可能性は多々考えられる。ただし以前も記事にした通り、電書に関してはプラットフォーム単位での数字の公開は難しいし、総数を把握している出版社側も印刷証明付き部数以上に公開したくないだろうし、第一新しい概念のものだから「公開せな」っていう意識もないので、結果としてはよほどのことが無い限りシークレットになってしまう。

これでは雑誌そのものの実情を把握できないのに。ああ、そうか。自社の実情さえ分かればそれでいいってことなのかな。

で、実際に少年向け・男性向けのコミック誌の電子雑誌版ってどれほどの人が買っているのかなということで、その指標的なものをひとつ投票で確認してみようかなと思い立ったのが上記ツイート。どう考えても精密性では非常に精度は低いのだけど、雰囲気的なものでも確認しておくのは悪くないな、ということで。

現状では6割が購読経験すらなし、定期購読者は1割強、あとは不定期とかものためで購入したことがある程度。


先日の処分公開以前に色々と問題が指摘されていたことから出品停止とはしていたけど、今回正式に、著者に連絡(・確認)の上で該当書を絶版にしたとのお話。処分としては当然と言えば当然なのだけど、ね。中がフェイクだらけで、それをマジモノだということで展開しているのだから。元からそういうフェイクネタの本だというのならまだしも。...とかいうと、エセ科学・エセ医学系の本はどうなっちゃうんだろうな、とふと思ったけど、それはまた別の問題なのでさておくとして。


この類の話はちらほら見聞きしていたけど電車のつり革広告の雑誌のはほとんど見ていないし、そういうものなのかな、というレベルの聞き流しをしていたのだけど、改めてじっくりと見て見ると、これは確かに終活誌というか高齢者専用誌というかおはかクラブみたいな感じで、どういうものだろうか。10年単位で同じ雑誌の表紙を見比べてみたいものではある。

雑誌のような類のエンタメコンテンツは定期的に新規加入者を確保していかないと新陳代謝が生じずに、同じ世代がそのまま年とともにメイン層となり続けるので、雑誌も読者のボリュームゾーンとともに老けて行ってしまうという、笑えないお話が実現してしまっている。

最近のコメント

Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれた記事のうち休刊・廃刊・雑誌業界カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは事件・事故です。

次のカテゴリは動画です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2019年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31