休刊・廃刊・雑誌業界の最近のブログ記事


当方がライター時代だった時に自身では経験は無かったけど、知り合いが似たような行為を受けていた(しかも編集部内で)こともある「カンヅメ」。締め切りが迫っているのに作者が遊びに行こうとしたり、筆が乗らないとかいいだして作業に取り掛からない状況に対し、編集などが作者を一定環境内に閉じ込めて、作業に専念させる状態。

指摘のツイートのリプライにもある通り、ドラえもんに出てきた未来のアイテムのイメージ(巨大な缶詰めの中に入って、作品が仕上がらないと開けられないようなもの)が強いので「缶詰め」と覚えていたのだけど、指摘されてみると確かに作家の方々のリアルな声の限りではホテル内に半ば軟禁されたり、あるいは自主的に閉じこもって作業を進めたり、あるいは作品内の描写として著名な作家が行楽地のしなびた旅館に長期にわたって宿泊して作品を挙げていくというものがあることを思い返すと、「館詰め」の方が適切なのかもしれない。

当方も資料としての古本を探しにあちこちの古本屋を歩き回った時に目に留めたことがある、謎のアイテム。薄っぺらい円型のコースターというか、ウエハースのような代物で、雑誌にとじ込み付録の形で入っていた。

で、これは何かというと説明の通り、おチープなレコード。中にはプログラムの音が入っていて、それを再生してカセットテープに録音し、そのテープをパソコンのプログラム読み込み用として使うことで、プログラムを雑誌の付録として提供できるよ、という仕組み。

犯罪のトリックとかで目にしたことがあるかもしれないけど、電話のプッシュホンの音の違いを使い、その音を録音しておくことで、再生しただけで同じ番号にかけられるって仕組みがあるけど、原理としてはそれと同じ。

記録によるとこのソノシート、熱に弱いのでちょっとした暑さでふにゃふにゃになって使い物にならなくなるとかいう話もあった。今では考えられないようなデータの提供の仕方だし、気温でダメになるとか何だか異次元のお話のような。


書物を手に取った側が書き手へできる支援的なものの話。書物を購入する行為そのものが支援なのはもちろんだけど、ツイッターアカウントがあれば直接感想を送るとか、出版社へ感想のお葉書を出すとか、知人などにもお勧めし、アマゾンやソーシャルメディアなどデジタル系の情報にも手を出す......と。

で、ソーシャルメディアやブログでコメントするよりは、アマゾンでやった方が影響力は大きいぞという話。そりゃ確かに公知能力はけた違いではあるのだけど。

見方を変えればアマゾンだろうとソーシャルメディアだろうとブログだろうと、意思表示の手段は原則テキスト(画像を使える場合もあるけど)。ならば一つのソースをあちこちに提供すりゃいいまでの話ではという気もする。当方の場合、レゴの商品セットの感想にはその方法論を試していたりする。これが正解なのか否か、まだ判断はつきにくいけど。自分の想いをできるだけたくさんの人に伝えたいのなら、使える手段は極力使いまくるのが良い。ならばブログだけ、アマゾンだけってのはもったいない。


先ほど本家サイトで掲載した、景気ウォッチャー調査のコメント欄の話。コメント欄は非常に多種多様な業種の生の声をタイムラグが短いレベルで確認できるので、非常に役立つ資料ではある。今回目に留まったのは、出版業界のお話。いくつかのキーワードで検索して、該当コメントを抽出したところ、景気の良いお話はほとんどなく、大変だという内容ばかり。

無論すべてがこんな感じってわけでもないのだろうけど、確率論的には全般的に苦境にあるのだなあというのが分かる。少なくともソーシャルメディアで見聞きしている話はネタとかいうレベルのものでは無いのだろうなあ。特に自治体からの注文が減ってるってのはちょっと驚いた。官公庁では紙の書類が必要不可欠なのに......あるいは回答した印刷関係会社独自の問題なのだろうか。


書店にずらりと並ぶ書籍やその類で、指摘のような形状変化をして滅んでいった雑誌って、確かにあったよなあ、ということを思い返しながら。

インターネットの普及浸透で文章を読ませてお代を頂戴するビジネスの競争が激化し、いかに手に取ってもらうかが重要度を増している昨今。指摘の通り「易しく分かりやすく」するのが最強の方法論だとする考え方がある。ジャンルや切り口ではそれが正解だろうし、かつての、そして今でも一部方面で展開されている、コミック化もその一つ。上手くいけば新たなジャンルも開拓できよう。

ただ、その方法論がすべての場で通用するかというとそうではない。指摘されている通り、「易しく分かりやすく」したために、本来有していた魅力が損なわれてしまうっていう例も多々ある。その方法論を成してよいのか否か、十分に市場調査と自商品の特性の再確認をした上で判断しなきゃならないのに、「あれで上手くいったからこれもそうに違いない」と安易に判断すると、えらい目にあうし、大抵は取り返しがつかなくなる。

編集者の意味と存在意義と

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大元になる話が削除されてしまっているので補足すると、ある作家に編集者が「創作投稿サイトに投稿をしてください。一定数の評価があれば書籍化しよう」と持ち掛けたというもの。ネット界隈で人気が出る、リサーチがなされていれば書籍化されてもそれなりの売上が見込めるだろうからとの目論見なのだろうけど、そこに編集者の意味はあるのか、その創作投稿サイトの管理側の人ではないのだから、投稿した作家がどこに書籍化を持ち掛けても意味はないよね、という感が。

作家側が本当にその編集者の属する出版社からこそ出したいという思惑があるのならいざしらず。

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確かにマクドナルド店舗では多分にWi-Fiを展開しているからこんなこともできるのだろうなあ、と結果論的にはいえるのだけど、この発想は無かったわ的な感もある。利用者側としてはただなら読んでもいいやと思うだろう。要はコンビニの立ち読みと同じ感覚。

もしかすると先日【雑誌は多作品の集合体、その雑誌が売れなくなると......】でも触れた、新人作家へのアプローチの手法としても使えるんじゃないかと思ったら、すでに今回配本の中に、それっぽい試みをしているのがある。ベスト10とか入門編というものがそれで、色々な作品の初っ端部分だけ。新人作家のじゃなく、長編作品の最初の部分......ってこれはアレか、元々出版社やアマゾンで提供しているお試し版の集約バージョンみたいなものか。


コミック系雑誌は特にだけど、雑誌は多作品の集合体という形で構成されているため、自分が目当ての作品以外も目に留まってしまう。その出会いの中で、新たな好みを見つけることもあるし、意外な作品と出会う機会も得られる。専門店ではなく総合取扱店での買い物のようなもの。

雑誌が売れずに単品買いがメジャーとなり、ウェブ上の作品展開も基本的に単作品ごとの展開となると、そのような「新しい作品との出会い」の機会が少なくなり、新人が不利になるというお話。これは確かに一理ある。

だから購入件数に応じて新人の作品が一冊ついてくるという話は面白い。


すべてがすべてというわけじゃないけど、ソーシャルメディアによって意思疎通の垣根が随分と低くなったことで、創作関係の方々が多分に自らの情報を発信して、需要層へアプローチをすることができるようになった。それと共に、いやそれができるのならばということなのか、雑誌の編集界隈や編集部、企業レベルで作家先生自身にアピールをしておくれ、的なことを頼むところも増えている。恐らくは書店での手弁当的なサイン会とか特典の色紙感覚で投げているのかな、という感はある。

ただこれって、結局のところ、編集部局側がやるべきことを作家側に押し付けているだけかな、というとらえ方もできる。宣伝広報活動までしなきゃらならないのは理不尽では、と考えている作家の方もいるだろう。編集部がしてくれて、作家「も」するのならともかく、編集部は「してくれなくて」、作家「が」しなきゃならないってのは、ちょいと変な感はある。

小学館は12日、同社ムック「やせるおかず 作りおき」(柳澤英子著、2015年1月25日発行)に、新星出版社「やせるおかずの作りおき かんたんレシピ177」(松尾みゆき著、17年5月25日発行)のタイトル、表紙カバーデザインが酷似しているとし、新星出版社に対して今月9日付で販売中止などを求める申し入れをしたと、公式サイトで発表した。

料理のレシピそのものには基本的に著作権は存在せず(よほどの特異性、固有性が主張できる内容なら話は別になるけど)、この類の事案はやっかみ程度のものになるのかな......と思ってよく見てみたら、中身云々ではなく表紙デザインと題名に関するお話だった。むしろ中身は全然別のベクトルのものじゃん、という点も激おこの一因らしい。

で、どこまで似てるんだろうと両冊子を確認してみたら......まぁ、これは怒っても仕方がない。全体的な色合い、お弁当箱の配し方、タイトルのデザインまで非常に似通っている。しかもタイトル自身もほぼ同じで、新星出版社の方は一文字違う「の」の部分が意図的に小さく、とってつけたような表記となっている。

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