リーク話をどのように扱うか、伝えるか

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先日ハッキングを受けたカプコンが身代金の要求に応じなかったということでリークをされてしまった件で、一部の報道がその中身について詳細を伝え、発売予定のタイトルが明らかになったとかいう形でドヤり報道が行われていたのを受けてだろうのお話。そもそもメディアはリーク情報を取り扱ってよいのか否か。

見聞きする側、読者側にとってはそれが事実であろうとなかろうと、リーク情報、つまり他人よりも早く入手できる情報に興味関心を抱くのは当然の話。つまりメディア側にとってはとても美味しい素材となる。それが最終的に事実であろうとなかろうと。

結局のところガイドラインは人それぞれではあるのだけど、推測はリークとは別物だろうし、うっかり系のものは意図的なものがない限りミスによるものだから取り扱うのは避けるべきだろう。またブラック企業の規約に反してのリークは社会のためになるから許容されるとあるけど、企業側の規約は確認できるとして、リークされた情報の内容が正しいか否かはどこの誰が保証するのかという問題がある。追い出された人が「自分は正しい行動をしたからパージされたんだ」と正当性を主張するけど、実のところは単なる厄介払いだったというケース、多いよね。学会とか官公庁とかでは殊更に。

リークの類はその情報が正しいか否かを確かめるすべがない。リークをそのまま正しい情報として拡散すると、リークを装った(あるいは狭い価値観で勝手判断された)誤情報の喧伝に加担してしまうことになる。メディアではよくやりがちだけど「~というリークがあった」と伝えただけだから自分は責任無しとするのも無責任。その話の内容を事実と伝えたのではなく、そういう話があったことを伝えただけだからという手口はよく使われてるけど、結局それは詭弁でしかない。事実か否かを確認したのか、その最低限のプロセスすら踏んでいないのか。

リークはウケが狙えるけど、自分で裏取りができないものは取り扱わないのが無難であり確実。朝日新聞の「二つの吉田問題」が好例。吉田調書のリークは事実ではあったけど、それを基にした朝日新聞の記事はデタラメだったとか(調書が他紙にもリークされて最終的には原本が公開されて、朝日新聞のデタラメぶりが暴露された)、吉田証言が朝日記事向けに書かれたという事象は事実だけど、書かれていた内容はデタラメだったとか。

この辺りはよく注意する必要があるんだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2020年11月22日 07:17に書いた記事です。

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