「次亜塩素酸水溶液は空間噴霧が可能」との広告を載せる朝日新聞

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当方は新聞を取っていないので実物は見ていないのだけど、もし仮に見ていたらどうなっていただろう。スキャナで取り込んで大披露しながら罵詈雑言をぶちまけていただろうか。記事にして意見広告への意見記事でも書いていただろうか。鼻紙にしてゴミ箱に捨てていただろうか。丸めて靴に押し込んで湿り気取りとして使っていただろうか。

それはさておくとして。先日の朝日新聞に一面使って堂々と「次亜塩素酸水」の空間噴霧を推奨する文面が掲載されていたという事実に少々腰を抜かす。新型コロナウイルスの流行直後のバックナンバーかと疑ったけど、日付は2020年11月11日。昨日。「次亜塩素酸水」については新型コロナウイルスの流行直後に色々と出回ったネタの一つではあるけど、結局は役に立たないどころか有害なものとなるということで、アウト判定が出されている。例の首からぶら下げて除菌しちゃおうプレートと同じぐらい、いや危険度ではそれ以上のデンジャーアイテム。

それを推奨するがごとき文面をあれだけ大胆に載せるとは。さすがクオリティーペーパーを自称する朝日新聞。


多分にお金がゲットできるから掲載したのだろうし、その掲載の際の倫理的なガイドラインに関しても直接の記事ではなく意見広告とかインタビューとか取材とかレポートという形でスルーしているのかあくどいやり方に違いなく。何か追及されても「自分達は単に載せただけであり主張はしていないから自分達の責ではない」という言い逃れができると思っているのだろうか。

要は朝日新聞がこの類のものを載せるぐらいに、公共性やら社会性というものを損なってしまっているという証ではあるのだろうな、と。これが「広告だから問題ない」とするのなら、反社会的組織が金を出して反社煽動なり犯罪的な情報を喧伝することがよしとされてしまう。それは新聞という「社会に必要とされる存在」と自称している組織・機関に許されるものだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2020年11月12日 07:38に書いた記事です。

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