「ファクトチェック」の大前提

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今流行りのファクトチェックをする場合、厳密には党派性を持たず、公明正大性を確保した上で行うこと。これって例えるなら、事前に校正された上での計測器を使いなさいとか、ちゃんと正しくメモリが書かれているか確認した物差しで測りなさいというところ。あらかじめパラメーターが上乗せされるような機器だったり、使い方次第で大きく値がぶれるものを使ったら計測結果は役に立たないよ、という感じ。アンケートをする時にも設問の設定次第で大きく結果がぶれるから、誘導尋問にならないように注意しなきゃならないというのがあるけど、それと同じ。

で、翻って考えると、日本の報道機関はもちろん、海外も含めてファクトチェックを自称しているところのほとんどアウトになるのが実情だったりするんだよね。むしろファクトチェックという公明正大なものを、無敵の棍棒のように扱ってぶん回しているのが実情。

極端な話、ファクトチェック云々という話が入ったら、その話自身にファクトチェックが必要な時代ですらある。中身がザルだったり意図的な抽出が行われていたり、精査がいい加減だったり、印象操作的なものだったり、方向性が極端だったりするのが多々あるからね。

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このページは、不破雷蔵が2020年11月19日 07:14に書いた記事です。

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