ソーシャルメディアを自分の脳内の思いとか自室での独り言と思っている人

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内閣府が9日発表した2019年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.4%増、年率換算は1.8%増だった。

本文が一行だけという、いったいどういうニュースなんだよというツッコミをしたくなるような内容だったので、実データを持ってきてコメント解説部分で色々と詳細な値を付け加えた後に気が付いた。

一般の人達のコメントの品質が酷すぎる。まだ詳細値を知りたいとかいうのなら話は分かるのだけど、統計は信じないとか自分の給金とは関係無いから知るもんかとか自分がプラスを感じていないから間違いじゃないのかとか。

いわゆる自分のお気持ちファーストだったり、ニュースを斜め読みしてそれを事実としてしまってあちこち殴っているとか(統計問題は調査リソース不足が原因で、結果の数字を良く見せるための悪意によるものでは無い)、あなた一人のことを聞いているわけじゃないんだけどな、とか。

で、冷静なツッコミ、解説をしたところで、感情論にはかなわないし、「参考になった」の値も低いままで、色々とめげる。


先日の【国家公務員の給与引き上げの人事院勧告の話】も似たような状況だし、前後して解説したヤマトHDの記事にしても、多分にソーシャルメディア上の書き込み、コメントを、酔っぱらいながらテレビに向かってくだまいてる親父さん的な感覚で、第三者に読まれることを考えていない感じで書いているような気がする。あるいは、自分のプライベートな領域と、ネット上での意思表示の境界線があいまいになっているのかもしれない。

そういや以前にもツイッターでの書き込みに関して、「思っていただけだ」という反応を示す人が少なからずいるという話を挙げた。ツッコミを受けると、思っていただけのことにどうして追及される必要があるのか、と。自分だけの日記への書き込みと、ソーシャルメディア上でのオープンな書き込みを同一に見てしまっているのだよね。

パンツ一丁で街中を歩いているのと同義で、非常に危うい気がするのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2019年8月10日 07:47に書いた記事です。

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