デジタル情報のあやうさ

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先行記事【「Yahoo!ジオシティーズ」が2019年3月に終了するとのお話】でも書いているけど、日本の黎明期のインターネットウェブサイトのたまり場的な存在の「Yahoo!ジオシティーズ」が2019年3月でサービスを終えてしまう。それ以降はそこに掲載されていた情報はすべてデリートされてしまうってこと。無論それまでに他の所に転送されていれば残ることに違いはないし、そういう作業が比較的楽にできるのがデジタル情報の良い点ではあるのだけど。

今回のサービス終了の理由が、ぶっちゃけると「コスパが合わなくなったから」ということからも分かる通り、企業提供のサービスは容易に企業側のそろばん勘定で息の根を止められる。各情報所有者の思惑とは関係無く。

無論雑誌とかの物理媒体だって経年劣化はするし、所有者の思惑や思惑外の事情でロストすることはあるけど、デジタル情報は今回のようにすっぱりと大規模に、所有者の思惑とは関係が無い所で吹き飛ぶリスクがあるということを、今回改めて認識させられることになった。

20年を「20年も」と見るのか「たったの20年」と見るのか。情報の価値云々を考えてしまう。


個人的に備えていた蔵書を放出している最中では色々と複雑な想いを抱かざるを得ないけど、「デジタル情報は史料危機」というフレーズは、響くものがあったりする。先日のゲーム周りでのガンダムだかゲンロンだかの団体が騒いだ歴史改ざん問題のように、後の世になってさくりと歴史を都合がよいように変えられてしまうリスクも生じるのだよねえ。こういうことが起きると。

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このページは、不破雷蔵が2018年10月 2日 07:37に書いた記事です。

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