「いいね!」問題のもう一つの視点、公的権力による表現・思想統制、弾圧の体現化

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民進党の小川敏夫参院議員会長は15日の記者会見で、安倍晋三首相夫人の昭恵氏のフェイスブックに「野党のバカげた質問」などと投稿され、昭恵氏のアカウントから「いいね!」ボタンが押されていたことについて「国会に出てきて(森友学園問題をめぐる昭恵氏の)一連の行為が『いいね』なのか『悪いね』なのか、しっかり事実関係を説明してもらいたい」と述べた。

先日の【「いいね!」問題は情報リテラシー、ITリテラシーのリトマス試験紙)】のお話を書いた後、なんだかもやもやするものがあり、外回りの最中に色々と考えていたところ、ふとシナプスの結線が生じたことで出てきたもの。

「国会に出てきて(森友学園問題をめぐる昭恵氏の)一連の行為が『いいね』なのか『悪いね』なのか、しっかり事実関係を説明してもらいたい」。この部分だけでも、確実に表現に対する脅迫行為でしかない。表現規制関連の方々にも色々と気になる行動が起きていると当方は感じるのだけど。

悪い事は悪い、問題のある事は問題だ。それを理路整然と、論理だてて、正しい時系列で、正論として論じればいい。非論理的な解釈や、誤誘導による主張、感情論を押し立てた虚言、不法な方法論で、さらには政派的な問題に二元化してくるから、野蛮人と何ら変わらなくなる。

かの人達は気に食わない表現や言及があれば、国会議員の名を前面に出して糾弾したり、さらには証人喚問などの手段を用いて強圧をかけるぞ、という行動性向を有する事を、公言した、体現したということになるんだよね。その意味に、どれほどの理解をしているのか。「公的権力による表現規制、弾圧、コワイ!」それそのものが今、かの人達の正義の名の下に堂々と行われているのだよね。

「いいね」の実情は別としても、今件は立憲・共産の両国会議員なる公的権力の立場の人物による、メディアも合わせての、表現・思想統制を体現化、更に強権力に相当する証人喚問を振りかざした点も併せ、非常に由々しき問題。表現・思想統制がまさに実体化しているのだから。しかも成した側による「正義」の主張の名の下に。法的問題には何も触れずに。

自分達が気に食わない、不届きだと判断した。だから許しがたいものだと国会議員の立場で公言した。さらに証人喚問を言葉に出して脅している。この構造がどれほど危険なものか。今件に関しては共産はともかく立憲の名前を冠する政党の所属議員が成したことに、正体見たりという感は否めない。

論理や数理を無視した感情論ほど怖いものは無く。「俺様が信じたから」との軸のみで、何物も許されるという無敵モードによる殴打ができるだよね。


ちなみに覚え書きとして。夫人の私人・公人の解釈に関しては、少なくとも公的な見解はすでに出ている。それを問い合わせた本人が糾弾しているということは、私人への言論弾圧、思想弾圧をメディアと手を組んで堂々と行っているということになるのだけど、これは果たしてどのような解釈をすればいいのだろうか。

私達の正義の名の下に行われる弾圧はよい弾圧、そうで無いものは悪い弾圧。それは独裁でしかない。魔女裁判との指摘があったけど、メディアと組んでいるだけに、それよりタチが悪い。


さらにその後ツイートしたことを覚え書き。

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このページは、不破雷蔵が2018年3月16日 07:44に書いた記事です。

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