周囲環境が変わったら適切なビジネスモデルも変わっていく

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「「漫画家が編集者の方を向いて漫画を描いて、編集者は編集長の方を向いて企画を通そうとする(中略)誰も読者の方を見なくなった」という話は、先行記事の【直接の顧客向けの話じゃないから別にいいじゃんでは無いような気がする、共同通信のやらかし】で触れている通信社や、新聞、テレビと同じ構図な気がする。ビジネスモデルとして第三者からの売上を期待し、直接商品を提供する側からは利益を得ることは無い。間接的な立場だったり、直接売り上げを得る側へ提示する指標の役割しか果たさない。

廉価だったりフリーなビジネスではよくある構図。ここで、「直接面を向き合わせているのはあくまでも商品を提供している先。その人達の支持があるからこそ、第三者的な立場にあるサイドからの売上も期待できる」という大前提を忘れ、お金を支払う側のみに手をすりすりしていては、みんなが不幸になる。まぁ、その方が短期的には分かりやすいし、わざわざそういうことを考えなくても勝手についてくるって環境下だったら、それでよかったのかもしれないけど。

既存の「ビジネスモデル」に固執して、周辺環境の変化に追いつけず、そして見るべき方向を見ずに自らを劣化させてしまう。先の新聞やテレビと同じ構図なのかな、というのが引用した先のお話からの感想。

既存の「ビジネスモデル」に固執した方が楽なのだよね。テンプレに沿えばよいまでの話で、新しい事へのチャレンジ、試行錯誤をしなくて済む。研究開発などしなくてもよいので、投資が不必要になる。そして環境が変化して上手く行く無くなっても「世の中が悪い」「社会が悪い」で責任を逃れられる。そして、気がついた時にはゆでがえるになってしまう、と。

昨今の人手不足による一部企業の苦境もまた、それに等しい。人材育成、人手確保にリソースを投入しなくても勝手に集まってくるという雇用市場状況はすでに過去のものとなっている。その予兆は随分と前からあったし、指摘もされている。それに耳を傾けず、社会が変化したのに対応しきれていなければ、それは仕方が無い。

人手を確保するのに金がかかるからイヤだ、利益が減る、倒産するかも。それは結局、現状の社会環境に既存のビジネスモデルが適用しなくなったまでの話でしかない。生物同様、ビジネスもまた、環境が変われば自然淘汰の中で進化、変化を遂げていく。それだけの話でしかないのだよね。

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このページは、不破雷蔵が2018年1月28日 07:51に書いた記事です。

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