電車の車内にBGMを流すという発想

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東京メトロは29日から、日比谷線の一部の車内で、クラシック音楽などを流す試みを始める。同社によると、普通列車の営業運転でBGMを流すのは、全国で初めてという。


対象は昨年3月から運行を始めた新型車両内。イベントや車両点検で使うため、高音質のステレオ放送システムが備わっている。昨年7月、営業運転中に誤って音楽を放送してしまったところ、乗客から好意的な意見が寄せられたことから、今回の試みを企画したという。


果たしてその好意的な意見はどれほどで、批判的な意見を持つ人はどれほどいたのか、賛否の意見は双方ともちゃんと取得できるような状態での精査だったのか(生存者バイアス的なものは無かったのか否か)とか色々と考える必要があるのだけど、なんだか結構その辺がおざなりな気がする。

プレスリリースで【日比谷線車内で日中時間帯にBGM放送を試行運用します】を確認すると、

BGM機能は、イベント列車の運行や、車両点検時のスピーカー試験のために導入しましたが、日頃ご利用のお客様により快適な車内空間をご提供することを目的に、営業列車において実施することとしました。

とはあるけど「お客様からいただいたご意見をもとに今後のBGMの有用性等を検討していきます」とのことで、現状は実証実験レベルということらしい。

仕事中にBGMをかけると効率が良くなる云々ってのはよく聞くけど、実のところこれってケースバイケースなんだよね。人によりけり。当方はむしろ逆で、この類の音は耳障りというか、邪魔になる。気が散ってしまうので、無音の方がよほど良い。その辺は人の本質なのでどうしようもない。そういう人って結構多いんじゃないかなあ、と。


で、今件に関しては色々と意見があるようで、当方のように「なじめないタチ」というだけでなく、リスクがあるのではとの指摘もある。車内放送時にはBGMを切るとの話もあるけど、リリースにはそのような記述はない。

まぁ発想は悪くはないし悪意を持ってのトライじゃないのは理解できるけど、もう少し色々と事前検証をしておくべきだったのではないかな、とは思う。

            

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このページは、不破雷蔵が2018年1月28日 07:23に書いた記事です。

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