ジェネレーションギャップを埋めるVR技術と、その実現可能性と

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先日の【「テレビって無料で観れるの?」なる事案が米国で生じているとの話。ネタなのかマジなのか】が良い例なのだけど、技術進歩や環境変化が加速化しているおかげで、社会の仕組みの世代交代がスピーディーになって、すぐに代替わりが生じてしまい、複数世代前の「常識」が伝承されず「失われた古代技術」的な状態になるケースが起きている。テレビの受信の話は笑い話的なもので済むけれど、それじゃ済まされない状況も生じるだろう。また、【ゲームの歴史の断絶時代、とか】という話も方向性としては近しいものがある。

で、そのジェネレーションギャップを埋める方策として、仮想現実(VR)を用いて疑似体験させてはいう話。要は実物がほとんど使われていない、存在しないものでも、それっぽい体験ができる場を作り、疑似体験させれば、そのようなものがあったことを「体験」でき、経験として身につけることができるから、ギャップは無くなるだろうという話。一理はある。

他方、その方法論は技術的には可能であっても、現実的か否かを考えると、あまり見込みはないような気がする。色々と理由は挙げられるけど、

・過去の状況は累積され、知るための労力も増える...時代が進むに連れて習得すべき過去の経験も増えていく


・データ化の必要性・コスト問題...今の電子書籍における、新刊以外の電子書籍化と同じ問題。コストパフォーマンが合わない

・そもそも知らなければ調べる事も無い...過去に何があったのか、知らなければ調べるという行為そのものをしない。「テレビって無料で観れるの?」の話も多分にそれが原因だった

・学習の必要性があるか否か...歴史問題と同じ。昔の面白技術を疑似体験するという遊戯的なモノであればよいが、過去の社会技術体系をわざわざ学ぶ必要性を見出すのが難しい。例えば今スマホを使っている人に、ポケベルを使うよう指図する必要性はあるのか。


といった感じ。科学技術館みたいなところで、色々な社会文化の疑似体験ができるとの観点では、まさにVRはうってつけなんだろうけどね。

            

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このページは、不破雷蔵が2017年8月 5日 07:55に書いた記事です。

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