「テレビって無料で観れるの?」なる事案が米国で生じているとの話。ネタなのかマジなのか

| コメント(0)
ダン・シスコさんは主要テレビ局の放送を無料で視聴できるテクノロジーを発見した。「こんなテクノロジーがあるなんて驚いた」と28歳のシスコさんは言う。「すごい。ログアウトすることもなければ、コマーシャルが飛ばされることもない」。


称賛を浴びているのはテレビのアンテナだ。「ラビットイヤー(うさぎのみみ)」とも呼ばれる約70年前の発明品だが、最近ではカセットテープやビデオカセットレコーダーと同様、がらくた扱いされていた。そのアンテナが静かに人気を集めている。人気を後押ししているのはケーブルテレビ以前の生活を知らず、主にインターネットを使ってネットフリックスやフールー、HBOを視聴する世代だ。業界団体の全米民生技術協会(CTA)によると、今年の米国内でのアンテナ販売台数は前年比7%増の約800万台と予想されている。


紹介を受けて目を通してアゴがかなり外れたお話。イギリスのデイリーメールとかならともかく、ウォールストリートジャーナルでこんな話が出てくるとは。一応原典もたどってみたけど、ちゃんと(要登録だけど)存在していたので、日本版の作りネタでもなし。

要はアンテナを立ててテレビを観るというスタイルが忘れ去られていて、それをやってみてテレビが無料で観覧できることに多くの人が驚き、専用アンテナが売れているというもの。

記事にある「全米放送事業者協会(NAB)が6月に行った調査では、米国人の29%が地域のテレビ放送を無料で視聴できることを知らないことが分かった」との話もそれを裏付けるものだけど、NABのサイトを確認してもその類の調査結果は公開されていなかった。探したりないのか、あるいは報道関係者向けのリリースとして出されたのか。

ただ、説明の限りではあながちネタでも無さげだなあという感はある。日本のアナログからデジタルへシフトのように米国でも成されたシフトに合わせ、テレビ番組......というか映像放送の需要は多分にCATVに移行してしまった。さらにCATVからHuluやNetflixのようなオンライン視聴サービスに移る人が若年層を中心に増えて(コードカッター現象)いる。そのような人たちにとっては、無料のテレビ放送をアンテナを立てて観るってのは、二世代前の話でしかない。資料を調べればそのようなスタイルが存在していたことを知ることはできるし、実際にやっているところを見れば理解できるけど、元々知らないのならば調べるきっかけすらないし、昔にあったことを知っていても「すでに終わったサービスでは」と判断するのも不思議ではない。

時代の流れが急激なものとなると、この類のジェネレーションギャップも頻繁に起きるようになるのかなあという観点では、非常に興味深い話ではある。

            

コメントする

            

最近の記事25件

Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2017年8月 4日 07:37に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「ファッションとしての迷彩服と、実用的な意味での服と」です。

次の記事は「弁護士先生とか大学教授のような、ぱっと見聞きでスゴイ肩書の人が、その期待に応える資質を持つ人物であるとは限らない」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2017年10月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31