ため口やら上から目線やらのリプライと、コミュニケーションと

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ネット周りのコミュニケーションに絡んだ話題を二つほどまとめて。以前「ヤンキー的な上から目線のような口調でレスポンスをしてくるネット上の人たちは、自分との距離が間近にある、いざとなればすぐに実力行使に移行できるという威圧の意味がある」という話をしたけど、それに近いお話。【これは納得、相手との距離感と敬語の話】これだったかな。

街角で人にものを尋ねる時に、ため口や上から目線的な口調を用いるだろうか。そう考えればおかしな話である事はすぐに分かるはずなのだけど、それが理解できない人もいる。指摘の通り、ため口などのリプライには無視をした方が良いのだろうなあ、と。ただその考え方として、人間ではなくブラウン管......というか今は液晶か、に向けて話しているつもりなんだろうというのは言い得て妙。そういやため口パターンで、ツッコミを入れたら「思っただけなのに」と返されたこともあった。テレビに向けて話しているつもり、なるほど。


もう一つはコミュニケーションの形態の変化。これは数年前からすでに語られていた話ではあるのだけど、認識として理解できない人も多分にいる。要はネットとそれを用いるツールの普及によって、コミュニケーションでやり取りされる情報の本質が変わり、コミュニケーションの様式も変化しているというもの。

対面によるやり取りは減っているし苦手とする人もいるだろうけど、それでコミュニケーションが苦手になった、コミュニケーション能力が無くなっているというわけでは無い。手法が多様化し、新しい方法にシフトしている、若年層は特に積極的に取り入れている、それだけの話。

東京から大阪に行く際に、昔はかごを使ったり馬に乗ったり歩いて行ったけど、今では飛行機や電車や自動車、そして船を使う。意思疎通だけにしても、昔は手紙だったのが、電話、そしてネットでもできるようになる。多様化した手段が存在する世の中で、昔の手段が使われなくなったから「力が無い」と評価するのは、実は正しくないんだよね。

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このページは、不破雷蔵が2017年7月22日 08:07に書いた記事です。

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