国会内での2つの女性問題、連休明けにどれだけ関連各方面が動くかな

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【一連の国会内騒動でのチェックポイント4つ(本筋から外れた部分で)】【津田議員による暴力行為と「女性の壁」と大義名分の粉砕化と】などでも言及している、先週末の国会内における二つの女性が絡んだ事案。「女性の壁」は言葉・定義の濫用による、セクハラ問題そのものを吹き飛ばし、多くの人に猜疑心を植え付けるものに他ならず、「暴力行為」は一部ではセクハラ云々と言われているけれどそれ以前の問題。当事者がほっかむりをしていたり、有耶無耶にしようとする姿勢が露骨に出ているのでさらにタチが悪い。

双方とも人間を仕切り分けする属性の一つ、男女の観点において、非常に大きな問題となる。ところがかつて都議会での「早く結婚した方がいい」や、某雑誌の女性的図案の際には天変地異が起きるほどの騒ぎが生じ、該当者やその周辺には宗教裁判における教会側ですら恐れるような攻勢ぶり、正義感の振り回しがなされたにも関わらず、今回はその方面はおだんまり。報道もかつての勢いはまったくなし。まるで真空状態で音が鳴るのか耳を澄ませてみたけれど、的な状態。個人ベースではちらほら聞かれるけどね。

「結局あなたたちは女性の権利や何やらを含め、弱者の救済や手助けを声高に語ったり、それに反する動きへの糾弾をしているけれど、実のところは『自分達が叩きたい相手への都合の良いツール』、あるいは『自分達の正義感を充足させたいための大義名分』としてしか見なしていないのでしょう?」と判断せざるを得ない。

重要度の違い云々ってのも、今件は通用しない。なにしろ不特定多数が見ている中で、国会内で、テレビ中継がなされ、動画も残っている状況での出来事。「女性の壁」は特定多数による計画的な所業であり、しかも現役の議員先生によるもの。「暴力行為」は議員による別議員への行為で、しかも男性から女性へ対する不意打ち。


連休突入云々ってことで、五百歩ぐらい譲るにしても、今日は平日。対応、反応次第では男女という属性に係わる女性への配慮に関した権利主張をしている団体やジャーリスト、有識者達に限らず、似たような属性の仕切り分けに関して言及をしている人たちも、足場が崩れてしまうかもしれないんだよなあ......。

今日明日の動向には大いに傾注したいところではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月24日 07:38に書いた記事です。

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