津田議員による暴力行為と「女性の壁」と大義名分の粉砕化と

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映像の解説記事が多分に時系列的におかしいこと(「口論の後」とあるけど、動画を観ると口論をしているようには見えない)、映像でも印象付けの切り貼りが少なからず見受けられることはさておき、とりあえず先の国会における女性議員への暴力実行行為が事案として取り上げられている。「セクハラ」を悪用・濫用した「女性の壁」事案はぱったりと聞かれなくなったけれど、ね。

で、その「女性の壁」問題と並び、今件の津田弥太郎議員による大沼瑞穂議員への暴力行為。映像が残されていなければ、しらばっくれていたに違いない。


指摘の通り、そして当方でも何度か触れているけれど、あまりにも関連団体・組織・関係者の反応か鈍すぎて、先日の都議会におけるセクハラ野次問題(やその後の地方議会での類似事案)での騒ぎはなんだったのかと思えてくる。セクハラを悪用した「女性の壁」同様、これまで大義名分的に振りかざされてきた倫理的な事案に関して、「それ、結局本当に大義名分でしかなく、好まざる相手を叩きのめすための道具として利用しただけでしょ?」と糾弾されても文句は言えなくなる。

対象事案が過少なもので、優先順位の問題との反論も意味が無い。今件は国会内、しかもテレビ中継が入っている中での、国会議員による所業。ホント、あの時の騒ぎはなんだったのかと、自分の記憶を疑うぐらいに静か。こちとら精神的なストレスで視力が一時的に大きく減退するまでの実被害を受けているから、忘れる事はあり得ないけれど。

先日、「セクハラという言葉の概念の命日になるかも」としたけれど、これに加えて「男女平等」「人権」などの概念も危ういものとなるかもしれない。


津田弥太郎議員の行為はセクハラ云々ではなく、立派な暴力行為であり、一部で起きているセクハラとの混同は避けるべきだとは思うのだけど(無論女性に対する理不尽な状況下での暴力行為が許されるわけでは無い)。それも合わせて、一切関係方面が、女性権利周りで意見を良く行う組織だけでなく、例の都議会周りで騒いだジャーナリストが一斉に黙っているのは、ホント、不思議な話。

......個人的には非常に残念、かつがっかり感。色々な大義名分とされていたものが、本当に大義名分でしかなかったことが分かってしまったからね。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月22日 08:56に書いた記事です。

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