「抵抗の姿勢を見せることが大切」「他に手立てがないから」というけれど。戦前の皇軍の影が見え隠れしてませんか

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先日からの一連の国会周りのどたばたで、結構頭の中での既視感があったけれど、それが具体的になんだったのかが分からなくてモヤモヤしていたところがあって。それがポーンと突き抜ける形で理解に達したのが、この指摘。そうだ、これだこれだ。意地と体面だけで無意味な消耗戦を繰り返し、本人自身だけでなく、周囲にまで多大な迷惑をかける、あの姿勢そのものだ。


抵抗している姿勢を示すのなら、せめて積極的、建設的な方向性を見出せばよい(「対案提示」が一つの切り口)。ところが指摘の通り、自らの姿勢のアピールが前面に、最優先順位の事案となり、「努力をしていれば結果はどうでもよい」との結論を体現化していることになる。努力は必要、けれどそれは少なくとも良い結果へたどり着ける見積もり、見込みが無ければならない。試験受付が一週間前の受験に向けて猛勉強をしても意味が無いのと同じ。

「他に手立てがないから仕方がない」と繰り返し語る人もいたけれど、それは単に他の手立てを考える努力をしないだけ。そもそも現状で、存在しうる他の手立てを本当に使い切っているのか。

「頑張ってます」との努力のアピールを他人に見せつけるためのパフォーマンス。それがまだ、当事者だけなら話は分かる。そのリソース消費が不特定多数の第三者にまで影響を及ぼし、消費ならぬ浪費となるのなら話は別だ。単なる迷惑行為でしかない。

その行為が当事者にとっての存在意義の提示であり、その場でなすべきことだから? そんな「演劇」は舞台で行えばよろしい。稚拙な劇、大人同士の見苦しい騒乱、規律を守らない行動に乱闘、女性の守るべき権利の悪用や、さらには公然の場での暴力行為とその否定。毎月一人頭数百万円も国費を支払ってまで披露するものではない。少なくとも国会は演劇の舞台では無い。

「「結果より努力する姿が美しい」という悪しき価値観を肯定的に植え付けるだけの悪行」。この部分は大いに反すうするべきだし、してほしいものだね。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月22日 08:32に書いた記事です。

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