認知症でエアコン操作ミスによる熱中症体現化事案が多発

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この夏、熱中症で救急搬送された人のうち、認知症が疑われる高齢者が東京23区で少なくとも120人に上っていたことが自治体への取材で分かりました。中には認知症の影響でエアコンの使い方が分からず、冷房と暖房をつけ間違って熱中症になった人もいて、専門家は、体温調節の問題はこれからの季節でも起こりうるとして周囲で見守る必要性を指摘しています。

今件の数字はNHKによる自治体への聞き取り調査であることから、今後公的機関によってその裏付けが成されることは無い......けれど、具体的な数字が出ていることもあり、恐らくは似たような調査が実施される可能性は結構あるかな、という気はする。一応【インターネットアーカイブでキャッシュは確認できているので】、ひとまず安心。

詳しくは記事本文に目を通してほしいけれど、ここや本家サイトで何度か取り上げた、エアコンのリモコン操作の難しさや認知症による認識のミスなどが、熱中症の体現化のトリガーとなっている事案が結構ある。冷房と暖房を押し間違える、操作が分からない、勝手に押してしまう、テレビのリモコンと間違えるなどなど。

やはり超単純で明快なリモコンを別途実装させたり、第三者によるコントロールができるようにしたり、セミオートで操作不要となるモードの実装なども今後本格的に考える必要があるんだろうなあ、と考えざるを得ない。超簡単リモコンの実装は結構ハードルが低いように思えるだけどね。温度設定は別リモコン、あるいはフタを開けて初めてできるようにして、スイッチオンとオフだけ。あるいは冷房のオンオフと暖房のオンオフだけ、とかさ。扇風機だって、切・弱・強だけで済んでいるのも多い訳だし、ね。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月22日 08:14に書いた記事です。

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