写真の引用許可と口止めを公開で行う番組公式アカウント、そこから感じるテレビ(の中の人の)の劣化

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【写真の引用許可とその口止めを公開リプライで送るとくダネ!公式アカウント】


トリガーとなった話は数日前の新幹線の停止に係わるトラブルで、乗客の写真を番組内で使いたいとの公式番組情報収集ツイッターアカウントがアプローチをかけ、その上で「取材を受けたことは他言無用でありんす」との口止めをしたのでさあ大変、的な。

以前にも似たようなことをやらかしているとか、慣れていないからではとの話もあったけれど、以前に同様のことをしていたのならその経験が活かされていない、部局内の情報として共有されていない、慣れていないというのならマニュアルの類が用意されていないなど、やはり公式アカウントの対応としては問題がある。

で、これは以前【「報道」のハードルが下がった現状と従来の「報道」が特権を有する理由と】でも言及しているんだけど、映像機材の高機能化と普及、インフラの浸透に伴い、マスコミそのものの価値がこれまでとは違う軸、物差しで推し量られるようになっている。より本質的な、質のあるものを創るように求められている。にも関わらず、内容としては多分に、むしろ逆行している感がある。

ぶっちゃけると「質の悪いまとめサイトとどこが違うの?」と指摘されてもおかしくないような。


......と思っていたら、同じようなことを考えている人はいるようで。さらにいえば報道系を自称する番組の中にも、トンデモ系のとあまり変わらないのは多い。以前これも指摘したと思うけれど、新聞の内容を読み直して、意味の無いコメンテイターの語りで埋め草る的なもの。

結局、テレビ番組の類の多分は、やってることは悪質系のまとめサイトと大きな違いはないのかもしれない。ろくに精査もしないテーマ、専門的知識も経験も無いコメンテイターによる感想の井戸端会議。ただそれを流す場がテレビという権威ある媒体で、不特定多数に配信されていたからこそ、価値はあった。でも今は配信インフラも、映像制作ツールも不特定多数が有するようになり、特別感は無くなり、特権階級的な立ち位置は失われている。見方を変えれば、化けの皮がはがれてきたという感じ。その皮の中にあるものがしっかりしたものなら、それでもなお支持され続けるだろうけど。

「今のテレビはトンデモ系のまとめサイトに近い」。ある意味、至極の言葉かも。見方を変えれば、今のトンデモ系悪質まとめサイトってのは、従来型メディアの手口を真似ているだけかもしれないし、ね。

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このページは、不破雷蔵が2015年5月 2日 08:05に書いた記事です。

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