オリンピックがひとつのターニングポイント・出版業界と本屋と今後の業界動向と

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【『ホビーパソコン興亡史』の前田尋之さんの語る出版不況の深刻さ(特に中小出版社、エロ系)】


大よそ噂半分で見聞きしていたことや実地で確認出来ていること、色々な経験則も合わせ、結構的を射ているお話がざっくりとまとめられていて、今後思考整理をする際に役に立ちそうな気がするので覚え書きもかねて......と思ってお気に入りをしていたら、すでにトゥギャッターでまとめられていたのでそのリンクもぺたりと貼りつけて。

まぁ支払い遅延は世の常なんで特に珍しい話では無い。一つ支払いが遅延すると、余力が無い場合関連する他の企業もカツカツになる。一人遅刻するとその場に居合わせることになる他の人の時間も浪費させられてしまうのと同じ。余裕があればいいのだけれど、余裕が無いと他のスケジュールまで狂わされてしまうって感じ。


出版業界は元々カツカツなところが昔から多かったのだけれど、昨今はネットに市場を食われ、カツカツカツカツ状態。しかもR18系はメディア力の違いが大きく表れるジャンルなので、需要が食われまくりとなる。まぁ、仕方ない部分もあるけれど。多くはタダで手に入るからねえ。


一応昨今の出版業界に関するお話ではあるけれど、気が付いている人も多いはず。実はこれ、ネットで影響を受けている多くの、とりわけコンテンツ系の業界に共通する話だったりもする。マスメディアが一番良い事例ではあるかな。

規模が大きい企業の場合は代替わり云々ってのはあまり心配いらないのだけれど、トップのカリスマで引っ張っているところが大きい中小だと跡継ぎ問題(汗)は深刻。まぁ経産省周りで「後継者問題に関する云々」って説明会やら各種支援策を打ち出していることから分かる通り、跡継ぎ問題は中小企業全体の問題ではあるのだけれど。

余力が無いので新しいことができず、マイナススパイラルが続き、新しい要素、伸びる可能性は皆他に逃げていってしまう。この辺も以前どこかで触れた気がする。


これも結構言われている話。オリンピックが色々な意味でのターニングポイントになるであろうというもの。ただ、この数年でメディアのパワーバランスが大きく変化しているところを見ると、今後5年間でどのような変化が生じるのか、今の延長的な発想で予想していると、大きな空振りをしてしまう可能性もある。指摘の通りあくまでも「予想」でしかない。けれども確率論としては決して低くない。何しろ現状ですら、R18系の紙媒体はかなり危うい状態(昔から同じようなことは言われていたけれど、昨今はメディアベースでの競合他方面からの圧力がかかってるからね。ネット強し)。


この辺の話は何度となくコンビニと出版関連の記事で言及しているし、先日の【これも未来の姿の一つか...夢見る未来の本屋のかたち】で触れた「未来の本屋のかたち」にもつながる部分が多分にあるような気がする。要は、最終的には文章を提供すれば良いのだから、それがどのような媒体(メディア)を用いているかの違いでしかなく。媒体によって得手不得手、好き嫌いがあるから、それは読み手によって選んでもらうことになる。

少なくともコンテンツを作る側が十分に対価を得られるような、その対価を見て本人が「自分の成果がちゃんと評価されている」と実感してさらなる励みとなり、周囲の人も「ちゃんとしたものを創れば評価される、リターンがある」と認識してその業界に足を踏み入れる気になるような、そんな仕組みができるといいな。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月22日 07:04に書いた記事です。

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