小学館に続き集英社も「がん」の悪徳商法に手を貸したという話

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【「小学館の編集者を見たら犯罪者と思え」と言われたら怒るよね? 当然だよね!?】で触れたビックコミックにおける、がんに関する悪徳商法的なビジネスをしている近藤某の件。その後【あのビジネス誌「プレジデント」で"病院のウラ側 近藤誠×和田秀樹 「決定版! 頼れる病院、危ない病院"特集...ダークサイドに入り込んだ感じ】にある通りプレジデント社まで似たようなことをやらかして、「なりふりかまってられない」雑誌業界の闇を思い知ることになったわけなんだけど。今度は集英社がそれに加担をしたという話。情報リテラシーの観点で小一時間ほど問い詰めたい。放射線測定器の宣伝に武田某を用いた某社と同じレベル。


この類の山師って、一度表に出始めると次々とあちこちに広がる傾向があるのだよね。そして後で何か追及があっても「知らなかった」「他でも取り上げていたから」と責任を回避する。自らの精査能力を棚に上げて。震災以降によく見られるようになった、流言による煽動と講演会等での集金、信者集めのような流れに加担することになるんだけどな。紙媒体は存在自身が権威づけられるから。絶対に今後、この本を証拠として流言を流す筋は出て来るし、当人も経歴として書き連ね、偽りの権威を積み増ししていくことになる。

媒体レベルでの技術、能力そのものが低下しているのかな。仮に「売れるからしゃーないやん」「読者が求めているんだから別にいいじゃん」という言い訳、理由によるものだとしても、やってよいこととやっちゃいけないことの境界線はあると思うんだけどね。仮に心底信じて加担していたのなら、それはそれで問題としては根深いのだけど。

やはり「自由と自由奔放は別物」「やっちゃいけないことをしたら、それなりの反動がある」ということが認識されないと、「やったモノ勝ち」的な思考に走ってしまうんだろうなあ。周囲の無垢な人が迷惑をこうむるのも目に留めずに。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月30日 08:03に書いた記事です。

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