あのビジネス誌「プレジデント」で"病院のウラ側 近藤誠×和田秀樹 「決定版! 頼れる病院、危ない病院"特集...ダークサイドに入り込んだ感じ

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四半期毎に精査記事を展開する印刷証明部数関連のカテゴリーのうち、ビジネス関連の部門では比較的堅調で、その理由が堅実な内容をがっつりと提供し続けることにあったはずの「プレジデント」。その権威が思いっきりどん底に、それこそマリアナ海溝の奥深くにまで沈み込んでしまうような特集をしでかしたとの話。先日小学館のビッグコミックでの「医者を見たら死神と思え」の騒乱再びという感が否めない。「なりふりかまってらんないのね」なのか、魂を売ることが出版業界ではブームになっているのか。


新聞社やポータルサイト上の「外部記者投稿型の論文コーナー」のように、事前チェックがあまり成されないタイプの投稿記事ならともかく、多かれ少なかれ編集サイドのチェックが入り、しかも今件は表紙にも名前が躍るような巻頭特集でこのやらかしよう。少なくともここ数年における、プレジデント最大の汚点号になってしまう気がするのと共に、これまで築いてきた実績や敬愛の多分を失ってしまった感は否めない。

恐らくは「問題提起として」「このような話もある」的な言い逃れをするのだろうけど、それは例えば震災後から地震関連や放射線関連で無垢の人々を苦しめるタイプの欺瞞情報、似非科学の類を報道、メディアに載せた時に、責任逃れをする発行側が用いた、今や消費期限切れの免罪符と同じ。「プレジデント」は少なくともまともな精査能力が編集部レベルで欠けているという事実を、今回の発売号で立証してしまったことになる。

釈明そのものがあるのか否か、あったとしてどのような内容のものになるのか、非常に興味深いところだ。

......まあ、こんなことが繰り返されるからこそ、既存の紙媒体そのものの信頼が失われていくんだよな。頑張っている人、まともに努力している人も沢山いるのに。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月 9日 07:53に書いた記事です。

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