国内の経済隆盛とGDPの話、後日談的なものと「以前の」政策と

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昨年末の総選挙の際に某党の政策アピール的な動画の中で、その党のトップがドヤ顔しながら「(名目)GDPをドル換算すればここ数年は衰退してるんデス、我々の治世期間は超成長したんデェェェス。これ、小学生でも分かる理屈な、これ」といったことを冒頭で語り、恐らくこれは日本の政治史上、経済史の上でも後々まで語られる珍事になるのだろう、むしろしなきゃいけないレベルの内容だよなあ、と思っていたのだけれど。それがまた蒸し返される形でちらほらとあちこちで、断片的に語られ始めているのが目に留まったもので、覚え書き的に。実は先日の本家記事での【日本は1990年代からデフレへ...日米中のGDP推移を詳しく見ていく(2015年)(最新)】や、その後のこちらでの記事【名目GDPと実質GDPの動きから見る日本経済の動向...日米中のGDP推移を詳しく見ていく・補足編】の展開のきっかけも、これが一因だったりする。


で。(ドル安)円高になれば当然ドルベースでの名目GDPは上昇する。でもその値は、ドルベースで国内生産物を海外、ドル圏に売らないと意味がない。「これだけの価格がついた商品持ってるよ」「でも売れなきゃ意味がないよね」的な。自慢は出来るけど、それでオシマイ。でも円高になると、その分輸出が不利になる。当たり前だよね。相手は高値で買わなきゃならなくなるんだから。

まあいずれにせよ、過度の円高も円安も、どこかでひずみが生じてくる。米中の動向を見ても分かるように、緩やかなインフレが中期的には、より多くの日本国内の人をハッピーにさせる感はある。円高だと海外からはモノを買いやすくなるけど、その分生産拠点は海外に出てしまいがち。円安だと海外からはモノを買いにくくなるけど、その分生産拠点は国内に戻ってきがち。で、生産拠点では生産物の生成以外に、各種物資の消費・雇用の生成(=雇用された人たちの経済活動の創生)をもたらすとなれば、どちらが良いのかは、まあお分かりの通りではある。

石油産出国のように、黙っていても価値のあるものが創生されるような場所なら、また話は別になってくるんだけどね。ここは日本だから。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月 4日 07:25に書いた記事です。

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