鹿島火力発電所4号機、トラブルで運転停止・60万kW減

| コメント(0)

【鹿島火力発電所4号機の運転停止について】


大きな地図で見る


平成23年7月27日
                           東京電力株式会社

当社は、現在運転中の鹿島火力発電所4号機(所長:荒木正邦[あらきまさくに]、所在地:茨城県神栖市東和田9、定格出力:60万kW)について、ボイラー設備からの燃焼ガスの漏えいが拡大する可能性があると判断したことから、本日22時に発電を停止し、補修作業を行うことといたしました。

同ユニットについては、7月9日に実施した設備パトロール時に、ボイラー設備からの燃焼ガスの微量な漏えいを確認したため、これまで、設備状況の監視強化により安全性を確認しながら運転を継続してまいりましたが、漏えい拡大の可能性があると判断し、今後の安定供給に万全を期すため、補修作業を実施するものです。

燃焼ガス漏えい箇所の補修作業を行った上で、8月6日に運転を再開する予定です。


報道や資料にもある通り、今件発電所は1972年4月に運転を開始したもので、結構な経年状態にある。8月に入ると酷使される可能性が高いので、今のうちに......ということだね。

とか書くと、先日の【中国電力・三隅発電所1号機、故障で停止。関西電力管轄への電力融通懸念生じる】の時にもツッコミがあったんだけど、「電気不足を煽る(原子村の)陰謀だ」という話が持ち上がってくるのよね。MMR気取りもいい加減にしてほしいものだけどサ。昔からこういう事例は山ほどあるんだし(【苓北発電所第2号機の運転再開について】とかね)、すべての施設が24時間365日正常に動作するのは、劣化システムが組み込まれていないタイプのシミュレーションゲームの中だけの話よ。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2011年7月28日 07:20に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「【更新】中国が改修中のソ連製空母「ワリャーグ」、同国国防省が運用について初めて明言」です。

次の記事は「今後の電力やエネルギーで期待するもの、太陽光・太陽熱・風力」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30