先の衆議院議員総選挙では18~34歳の投票者数は65~69歳の投票者数と大きな違いはなかった

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先ほど本家サイトで挙げた、前回の衆議院議員総選挙における年齢階層別の投票行動の実態と、それを基にした分析記事。都知事選挙の分析記事のアップデートをしたのだから、ついでにとばかりにやった次第。ああ、そういや昨日の結果でデータが掲載されるのは下手すると今日だから、早速もう一度更新しないといけないことになるかも。

それはさておき、衆議院議員総選挙(長くて面倒くさい)での推計としての年齢階層別投票実情はこんな感じ。元々若年層は人数が少なめなのに加え、投票率も低いものだから、結果として実投票者数も少なくなる。結果として男女ともに投票者数は18~34歳分まで合わせてようやく、65~69歳分とさほど変わらないという絶望的な結果となる。これでもまだ、18~19歳が加わっていなかった第47回の時と比べればマシな感じ。

人口数ではなく投票者数で「20代前半」と、もっとも投票者数の多い年齢区分となった「60代後半」(いわゆる団塊の世代と一致する)との差を試算すると(18-19歳は対象となった年齢区分の幅が異なるので考慮からは除外する)、男性では4.11倍、女性では4.44倍の差が出ており

例えば男性ならば20代前半と60代後半との間に開いている4.11倍という投票者数の差異も、仮に全年齢階層の有権者全員が投票すれば、差異はおよそ1.65倍にまで差を縮められるとの試算ができる(女性ならば1.94倍)。

「統計とは残酷さを打ち消す残酷さを持っている」とはまさにこんな感じではある。

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このページは、不破雷蔵が2020年7月 6日 07:52に書いた記事です。

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