4月の消費支出でゲームソフトなどが2倍に伸びたとの話

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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため営業や外出を自粛する動きが広がった4月の消費支出が、大きく落ち込んだ。総務省が5日発表した4月の家計調査で、2人以上の世帯の消費支出は26万7922円だった。前年同月より実質で11・1%少なく、その落ち幅は比べられる2001年1月以降で最も大きかった。外食や交通、サービスなどで目立った。

新型コロナウイルスの流行で巣ごもり現象が発生し、学校も休校になっているのだから、ゲームソフトが売れるのは当然だよね、という話ではあるけど、それが実際に家計調査のデータとして出てくるのは興味深い。こういうの、大好き。実際、ゲームソフトのセールスランキングでも、長期休暇時と同じようなセールス動向が確認できる。

大きく動いた品目を挙げておきます。


●前年同月比で金額が9割以上減少

畳替え
婚礼関係費
外国パック旅行費
スポーツ観覧料
遊園地入場・乗物代
パック旅行費
文化施設入場料
国内パック旅行費
宿泊料
旅行用かばん
航空運賃
旅行
他の入場・ゲーム代
映画・演劇等入場料
飲酒代

●前年同月比で金額が2倍以上に増加
ゲームソフト等
他の生地・糸類
設備器具
耐久財(住居)
保健用消耗品
植木・庭手入れ代
給排水関係工事費

外出が控えられ、また旅行などの出先も休業しているため、外回り関係の支出が減り、巣ごもりのためにゲームソフトや住宅環境整備の費用が増し、またマスクの自作のために生地などが大いに買われたことが分かります。他にもゲーム機本体が+74.4%、電子レンジが+64.9%、小麦粉が+90.4%、パソコンが+78.3%など、興味深い動きが確認できます。


DBからデータを引っ張ってきて即興で計算してリスト化したけど、あからさまに巣ごもりの結果という感じが出て、素晴らしい状態になっている。外出系のが軒並み減って、家庭内での行動による消費が思いっきり増えている。

興味深いのは、ゲームソフトだけじゃなく、ゲーム機本体も相当売れているということ。巣ごもり化で新たにゲーム機を買った人が相当いたってことなんだろうね、これ。

他にも電子レンジとか小麦粉とかが大量に売れているので、粉もの系をはじめとした内食が思いっきり作られたのだろうな、ということが推測できる次第ではある。

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このページは、不破雷蔵が2020年6月 6日 07:32に書いた記事です。

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