ひんやりマスクなあれこれ

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「冷やしシャンプー」などで有名な山形県では14日、マスクの内側に保冷剤を詰められる「冷やしマスク」の販売が始まった。同県山辺町のニット製造業「ニットワイズ」が、町内の縫製業者に製造を依頼した布製マスクで、両頬にあたる内側のポケットに保冷剤を入れ、ひんやり感を味わえる。

普段ならこの時期にもなると、街中でマスクをしている人はごく少数でしかないはずなのに、今年は新型コロナウイルスの流行のせいでほぼすべての人がマスク装着状態という、ある意味異様な情景が繰り広げられている。のちの世にニュース映像か何かでこの情景を見たら、やはり異様な光景に見えるのだろう。

普段ならというのは、実際につけてみれば分かるのだけど、無茶苦茶暑くて呼吸の苦しさも覚えるほどなので、マスク装着ってのは非常にリスキーなのだな。先日指摘もしたけど、さらに体内の水分不足なども生じやすい&そのシグナルを見逃しやすくなるので、熱中症のリスクは確実に底上げされる形となる。消防庁の熱中症による救急搬送者数のカウントも、恐らくは6月からとなっちゃってるし...。ただでさえ今年は水不足が懸念されているのに、色々大変なことになりそう。

で、そういう話もあり、夏場もしのげるマスクってのは開発が急務なアイテムとなっている。今回登場したのはその先駆け的なもの。マスクそのものを冷やして売ったら超売れたけど、すぐに温まってしまう。そこでポケットを設けて保冷剤をぶち込んでみたという話。

ダイレクトな解決法だけど、頭いいなという感はある。

一方で色々と問題も。冷たすぎないかとか冷え性にならないかとかいう話や、呼吸の妨げになりはしないかという心配。あとは単純にこの形状だと保冷剤が落ちてしまう可能性。まぁ、これについては単なるポケットじゃなくてボタンなどで入り口部分を留めるようにすればいいまでの話だけど。口周りの部分が濡れて来る可能性もある。

そして何よりも。口の部分が重たくなるので耳が痛くならないか。これは結構大きな問題。保冷剤を軽くすればいいんだけど、そうなると冷える時間が短くなる。

色々と工夫が必要だけど、ギミックを搭載しすぎると重量の問題とかコストの面で頭を抱える事態が生じる。何か良い方法はないかねえ。やはり先日提言したように、バイザーで代用するしかないのかな。

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このページは、不破雷蔵が2020年5月15日 07:27に書いた記事です。

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