禁煙措置で客が遠のく...外食産業の営業報告から

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先日発表された外食産業の2019年12月分営業報告。全体ではプラスだったんだけどファミレスが結構酷い内容で、しかもこれはここ半年ばかり続いている動き。以前は推奨していたはずだけど、禁煙で客足が落ちてると繰り返し伝えていて、何だか恨み節のような雰囲気すら覚えるのが色々とアレ。禁煙にすればクリーンなイメージもつくし、従業員の就業環境整備にもプラスとはなるのだけど、客が遠のいてしまったのでは元も子もない。

加え、景気ウォッチャー調査のコメントの話でも言及したけど、若者の忘年会離れというか飲み会離れが進んで、これが忘年会需要を縮退させているので、関連業界は大きな痛手を負っているというのも興味深い。無理強いすると辞めちゃうから任意参加にしたら人数が集まらなくて、規模が縮小してしまったり、あるいは取りやめになるという動きがリアルで起きるとは。

これは憶測の域を出ていないのだけと、禁煙に関しては、ファミレスから遠のいた分が焼き肉業態にシフトしている雰囲気もあるんだよね。料理のスタイル上、焼き肉は禁煙にすることは難しいので。無論、肉好き性向が進んでいるってのもあるけど(チェーンストアの動向でもここ数年は肉が好調)。


消費税率の引き上げでデパートなどへの客の入りが減って、それが併設されている外食店の客入りにも影響しているのではとの話もある。ただ、これってデパートの客入りの方はむしろ台風やら暖冬やらの天候要因でこけている状況なんで、消費税率の引き上げがどこまで影響を与えているのかは正直分からないところ。

むしろデパート内の外食店に関しては、テイクアウトを前提としていない、つまりイートイン前提なので10%が適用されてしまうってのが大きな問題なのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2020年1月28日 07:20に書いた記事です。

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