どれだけ注意喚起しても正月にはのどに餅を詰まらせる高齢者が多発する

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東京消防庁は1日、都内で餅を喉に詰まらせて68~96歳の男女6人が搬送され、このうち足立区の70代男性が心肺停止となるなど、60~70代の男女4人が重体となったと明らかにした。

正月になると食膳にお餅などの粘り気があるものが並ぶ機会が増えるし、せっかくだからと慣習通りに餅を食べまくりたくなる。けれど年を取ると喉の力が弱くなるなどで、飲み込みの力が落ち、結果としてお餅などを喉に詰まらせて窒息状態になる、という事案が毎年発生している。

消防庁などでも繰り返し注意喚起をしているのだけど、この類の事案は無くなる事が無い。まぁ最近は少しずつ減ってはいるようだけど。今後は高齢層の、しかも一人暮らしの世帯が増えてくるから、この類の事案は増えるような気がする。

注意喚起などの文言にもある通り、食べるときは小分けにしてゆっくりかんで、水分を十分にとってなどの注意が欠かせない。けれど高齢者においては多分に、昔の自分が食べていた時の感覚で食そうとするし、コマ切れなどにしたら餅の旨味が減るだとか、年寄り扱いするのかだとかいう逆切れモードに走る可能性もある。

餅を頻繁に食べる頻度は毎年正月の時期、つまり年一となるけど、一年間の経過で咀嚼力などが自分では気が付かないうちに落ちるってこともある。自分の経験則による常識が自分では通用しなくなってしまうってことは誰にでもある。その辺りを自覚できるかどうか、なんだろうな。自然淘汰の摂理のためのアイテムとして餅が選ばれたとかいう話ではなく。

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このページは、不破雷蔵が2020年1月 2日 07:25に書いた記事です。

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