コロナウイルスによる新型肺炎の中国外での患者の7割は男性という話

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新型コロナウイルス感染による肺炎患者が各国で確認されるなか、世界保健機関(WHO)は27日、中国以外の11か国の患者37人に関する調査結果を発表した。


発表によると、患者の年齢は2~74歳と幅があり、男性が7割を占めた。3人は感染が確認された時に無症状だった。また、34人が中国湖北省武漢市に旅行していたか、同市に滞在していた人との接触歴があった。1人は中国から帰国した家族から感染していた。


例の新型肺炎に関する話でようやく統計的な言及が出てきたけど、果たして高リスク者が死亡しやすい類のもので済むのかどうか、結論としてはまだ分からんというのが正直なところ。何せ中国外のデータは37人分しかなく、そこからの検証なのだから、ぶれがありまくり。しかもその37人に限っても色々と環境が違うのだから、本来はまとめて云々とかしちゃいけないレベル。第一「男性7割」というけど、感染源に足を運ぶ人のうち男性の方が多ければ、当然発症しうるリスクも男性の方が多くなるので、コロナウイルスは女性の方が耐性は強いとかいう話にはまったくならない。

中国国内の患者に関するデータは中国の公式データによるしかないのだけど、見た限りでは数とか場所ぐらいで、患者の基本的な属性とかはまだ分からない。現地の混乱でそれどころじゃないのかな、という感じ。

今件はWHOの新型コロナウイルスの状況レポートの1/27分「Situation report - 7」によるもの。記事に無い内容を補完しておきます。


・患者年齢の中央値は45歳、男性が71%(6人は年齢、4人は性別情報欠け)
・ウイルスの潜伏期間の現時点における推定値は2~10日だが今後データが増えれば正確度は上がる。
・世界全体で患者数は2798人、うち中国国内は2741人。疑いがある人は中国国内で5794人、症状が重い人は461人、死亡80人。
・WHOによるリスク指標は中国国内で大変高い、世界全体では高い。
・中国国外での患者数は日本4、韓国4、ベトナム2、シンガポール4、オーストラリア4、マレーシア4、タイ5、ネパール1、米国5、カナダ1、フランス1。

状況の正確な把握と推定のためにも、中国国内における患者などの詳細なデータの開示が望まれます(特に患者の年齢などの属性)。


一応一次資料を当たって色々と補足しておいたけど、それでも基データの絶対量が不足していることは否めない。防疫体制の構築とか正しい情報による注意喚起のためには、現状の把握が必要不可欠なんだけどねえ。

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このページは、不破雷蔵が2020年1月29日 07:23に書いた記事です。

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