核燃料棒の件は模型で確定

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経済産業省は4日、11月に沖縄県宮古島市の海岸で見つかった「ウランペレット(核燃料棒)」と記載された筒状の物体は、同省が配布した教材用の模型だったと発表した。放射性物質ではなく、2002~06年に全国の小中高校に計約1万セットを無料で配っていた。同省は「07年以降は配布していないが、類似の事業を仮に実施する場合は、誤解のない表示を考慮する」とコメントした。

先日核燃料棒のようなものが流れ着いて大騒ぎになった件。当初から、10年ぐらい前に配布された学習教材ではないかとの指摘が多々あったけど、最終的にその通り、教材でしたという結論が出た次第。まぁ、どのようなルートで流れ着いたのかまでは分かるはずも無いけど、お騒がせなことに違いは無い。

経産省では今後同じようなものを作成・配布する際には単体でも分かるような表示をするという説明をしているけど、正直なところ、配布して廃棄された後のことまで考慮するのは無駄ではないけど、解決策としては成りえないかもな、努力はしましたぐらいの免罪符で終わってしまうかも、という気がする。

何しろ、下手をすれば注意書きの部分を削ったり、捨てられた後でかすれてしまったり、さらには類似のものを複製されたらどうしようもなくなるからね。

ものがモノだけに慎重さを期して確認を求めたりすることはまったく問題が無いけど、今件を持って事業そのものを非難したり、官公庁側にクレームを入れるのはお門違いではないかな、という気もする。

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このページは、不破雷蔵が2019年12月 5日 07:07に書いた記事です。

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