アナ雪2の「ステマ」疑惑の件

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11/22に公開された「アナと雪の女王2」。どうも前作と違って世の中全般としてのムーブメントの気配がないし、鑑賞した人の感想も(大人だけじゃなく子供も含めて)首を傾げるようなものが多いし、いったい何が起きているんだろうという気配はしていたけど。当方のタイムライン上にもいわゆるファンアートの類がまったく上がって来なくて、逆にネタバレの類がまったく無くなり寂しさすら覚えたりしていた時のこんな騒動。

要は12/3の午後7時に複数の絵師によるアナ雪2の感想を述べたファンアート的な漫画が掲載され、そのタイミングの一致ぶりに色々と疑念が寄せられ、翌日には「実は自身で足を運んだのでは無くて招待された上での話でした」という暴露がされたという流れ。

実際に金銭などのやり取りがあったかどうかは不明だけど、詳細が絵師から語られていないところを見るに、NDA(守秘義務契約)が結ばれているのか、良識の上で口をつぐんでいるのかもしれないな、と。


で、今件については一応現時点でディズニー側などからかような説明があったのだけど、どうももやもやしているし、逆に不思議感を覚える部分も出てきて、絵師の人達にさらなる重圧がかかるのではないかという不安すら生じてくる。第一、「一連の漫画は"複数の"パートナーを介して依頼」と「本来はPR表記を行う予定だったが、どこかで"コミュニケーションミス"があり、抜け落ちてしまった」が両立するってことがまず考えられない。複数の代理店(パートナー)に対して同時にコミュニケーションミスをするって、それはディズニー側の問題になるよね、あるいはその内部の問題。

広告関連の話を少しでも見聞きしていたら、ステマがいかに高リスクなものなのか、容易に理解はできるはず。それを絵師の人達がすべて知らなかったことは......考えにくい。あるいはステマであること自身を伝えられずに、かもしれない。ただ、普段はちゃんとPRをつけている人ですらつけていなかったというところを見るに、色々と。


今件は公開後一週間以上経ってからの招待っぽいということ、元々の知名度の高さを見るに、告知効果を狙ったというよりは、高評価方面へのテコ入れと見た方が道理は通る。

ただそうなると、そのような施策が暴露された形になった今回の事案は、作品に対する肯定的なファンアートとか漫画レポート全体が嫌疑の目で見られるようになってしまう。それはとてもとても不幸でしかない。たとえどれほど当人が作品を好きで、その好き好き感情を絵に託したいとの思いで描き上げたものだとしても、最初からステマかも、とみられてしまう世の中になってしまうのだから。

ホント、ディズニー広報にはありのままを話してほしいものではある。それであのコメントなら、救いようが無いのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2019年12月 5日 08:00に書いた記事です。

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