「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」の実情

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通り魔的な犯罪行為で被害を受ける人がいつも子供や女性といった弱者をターゲットとしている話。殺傷事件に限らず、意図的にぶつかってくるような話でも、被害を受けるのは女性とか子供って場合が多々ある。ただ例外として、こんな感じで相撲取りがターゲットとなり、怪我をしつつも反撃されお縄になる例もある......ってマジであったのか。

「誰でも良かった」が自分より弱い相手をターゲットにするってのは、人間の理性が吹き飛んで動物的な本能で行動をするので、無意識的に選択するようになると考えれば道理は通る。ただ、わざとぶつかるような事案ではお年寄りとか小さな子供にはあまり無いような感はあるので、自分より力が弱い人という観点だけでなく、対象となる属性を構いたい、何かリアクションさせたいという思惑もあるのだろう。痴漢と同じ。


ただ一方で、指摘されているように、「むしゃくしゃしゃしてやった。誰でもよかった」が聴取の際のテンプレ化している可能性はある。言葉として体現化し難い感情が心のうちにあり、それについて聞かされた時に、テンプレが出されたら、それが近いので、という感じ。記録として残さねばならない以上、文字化しなきゃならないからね。これは良い悪いではなく、仕方がない。

他方、生存者バイアス的なものが生じている可能性もある。「むしゃくしゃしゃしてやった。誰でもよかった」を本当にそのまま実践し、対象が自分よりも強かった場合、制圧ざせられてしまった事例が少なからずあるのではないか。そのような場合はニュースになりにくいので(殺傷そのものが未遂に終わる可能性すらある)、一般の人の目には届かないという形。

ただこの場合、統計的なものは取りようが無いので、確かなものかどうかは検証のしようがない。実質的にはケースバイケースで、本当に自分より弱い存在とかターゲットとなる属性を選択している場合もあれば、無意識にそういうのを選んでいる場合もあるのだろうし、たまたまかもしれない。強い相手に突撃して返り討ちにあっているってのも実は少なからずあるのかもしれないな。

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このページは、不破雷蔵が2019年11月17日 07:58に書いた記事です。

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