朝日新聞のインチキがん治療の本の広告とヘイポーの謝罪文的な謝罪内容

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笑って済ませられるような話ではなく、実害を容易に与えうる、ニセ医学内容の書籍の広告を掲載し、関係方面からフルツッコミを受けて、一応謝罪文的なものを掲載した朝日新聞の話。論説というか考え方としてこういう考えもあるよという思想的なものならともかく、医学的に否定されていて、かつ実害となりうるような話を平気で載せる、新聞社の広告規定、倫理観ってのはどこにあるのだろうか。

表現の自由ってのは当然あるのだけど、社会の公器を自称する媒体としてはやっちゃいけない。大麻は薬だ、犯罪は正義だといった話を載せるのとどれほどの違いがあろうか。


肝心の謝罪文を読んでみたのだけど、まずPDFで提供しているあたりがアレだよね、という話はともかく(さすがにテキストの暗号化はしていなかった)。内容的に自分達は悪くないよ、たまたまだよ、指摘されて仕方なく精査したら何かそれっぽいんで気を付けるね、ぐらいでオシマイ。高飛車な雰囲気がじわりじわりと漂う文面だったりする。

そういう印象論はともかくとしても、この類の話があれば、似たような企業の不祥事があれば、明確な謝罪の上で、再発防止策の策定とそれの確実な実行の体制作りを報道は求めるのが常。それがどこにも見られない。というかこの文面をよく読むと、つまりこれまで広告内容に関する精査はしていない、チェック機構そのものがないってことを暴露したことになるのだけど、大丈夫なのかな、朝日新聞。


文春オンラインの記事云々ってのは例の血液クレンジングの件。医療関係者が悪いとばかりの話で、報道メディアが責任逃れをしているよね、というわけだ。むしろ指摘されている通り、メディアのやらかしを医療関係者がしりぬぐいしているというのが実情。

この状況、医療に限らないんだよね。マスコミが公知力を悪用して世の中を悪くしていく構図。意図的にやっている場合もあれば、無知な故に知らずにぶん回している場合もあるけど。そして過ちを正そうとしても逆切れされ叩かれ、リソースを浪費し、益も無いに等しい。やらかしたマスコミは知らんぷり。精々ててぺろ。そして同じ事を何度でも繰り返す。

自浄作用の類なんてのは期待できないし、第三者から叩かれる心配も無いから増長が続くばかり。いい加減、何らかの手を打たないと、被害はますます大きくなるばかりだと思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2019年11月15日 08:01に書いた記事です。

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