詐欺メールのあれこれ

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日本年金機構は8月21日、ホームページにネット詐欺の注意喚起を掲載しました。日本年金機構をかたったネット詐欺に関する内容です。メールの件名は「[日本年金機構]○○様、個人年金電子ファイル情報更新。」で、重要度は「高」に設定。本文には、「電子年金ファイル」の説明と、その更新を行うように指示があります。更新のためのURLは「https://www.nenkins.com」となっています。

公的機関のロゴが使われて名前を語られたら、やはり誰でもピクリとしてしまう。それがネットにさほど詳しく無くて、自分で再精査が難しい、あるいはそういうことをする性質を持ち合わせていない人ならば......と考えると、昔はこの類の詐欺も結構あったのだろうなと思う次第。まぁ、そういう昔なら、詐欺で誘導する先のネットもないのだから、実行動の過程でバレたのだろうけど。ああ、けれど、オレオレ詐欺とか考えるとなあ。

ともあれ。公的機関のロゴ・実名を詐称するだけでもお縄案件なのだから、そういうリスクを承知でやっている輩による詐欺に違いなく。徹底的にひっとらえるしかないんだろうけど、海外辺りにいて、難しいのだろうな。


詐欺といえば最近はアップルや楽天、アマゾンに偽装してアカウントの更新を求めるってのも増えている。トラブルが生じたとか更新作業が必要な時期になったよとかいうアプローチをかけ、登録情報を別サイトに入力させて詐取してしまうというもの。

先日はアマゾンからのメールと詐称するのを紹介したけど、今回のはさらにそれに加え、アマゾンそのものの名前をタイトルなり本文に使うとスパムフィルタにかかるからってことで、Aの部分だけ大文字にしたケース。悪知恵がどこまで働くんだか。

ちなみに今件メールは色々とヘッダーから探りを入れたところ、送信元はやはり中国からだった。愛国無罪ってやつなのかな。はた迷惑。

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このページは、不破雷蔵が2019年9月 9日 06:38に書いた記事です。

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