お問い合わせを仕事の依頼代わりに使うパターン

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以前職人技を持つというか特定のカテゴリで他人から教えを請われるような立場にある人の時間を割く場合は、たとえそれが正式な仕事の契約を結んだ後のもので無くても、相手の時間や労力を用いたことになるのだから、相応の対価は支払わねばという話をしたことがある。今件はそれと通じるものがあり、当方も何度か被害側としての経験はあるし、同じような話は何度となく見聞きしているもの。

相手が専門家だろうが何だろうが、相手の時間を拘束して応対を求めた場合、相手のリソースを消費してしまった事になる。それに対し何の対価も発生させずにちゅるりと価値あるものを使ってしまう。要はタダ取り。人の畑に忍び込んで野菜を抜き取ってしまうようなもの。

「制作会社も困窮しているのだから」「現場が消耗しているから」という言い訳を聞くこともあるけど、それは相手の都合であって、浪費させられた側にとっては何の弁明にもならない。第一、監督責任ってものがあるのだし、実際にそれを使ったのはどこの誰だということになる。光回線の電話営業とか新聞の勧誘とかと同じだよな、と。

実は当方も先日、似たようなパターンに遭遇。途中で気が付いて、応答を止めた。親切心を出していると、結局莫迦を見る。

この類の話が途切れることなくリアルタイムで次々入ってくるのは、メディア界隈の中の人達の考え方が、昔からずっと変わっていないで周辺環境の変化に追いついていない、時代錯誤のものとなっているってことなんだろうな。


こういう話もよく見聞きする。ロハで引っ張ってくれば成果になるから、やるだけやってみようということなんだろうけど、応対をしている時点で相手にはリソースの消費が発生してしまっている。今件では丁寧な応対をしたようだけど、基本的にこの類のはスルーしちゃっていいんじゃないかな、と。

どうもメディア側ってのは「自分達はスゴク偉くて特権階級なのだから、それに声をかけてもらう、取り上げてもらう、出演する機会を与えるだけで大変な報酬に匹敵するものだ。だから依頼があればタダで、いやむしろ喜んで何でも提供すべきだ」という認識が多分にあるような気がする。下々の者たちよ、余がお前らのあれこれを持ち帰ることをありがたく思うがよい、的な。お貴族視点とでもいうのかな。ああ、箔がつくという言い回しがあるけど、まさにそれだ。

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このページは、不破雷蔵が2019年9月 5日 07:57に書いた記事です。

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