花粉症の薬を保険適用外にというお話

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企業の健康保険組合で構成する健康保険組合連合会(健保連)は22日、医療機関で処方される市販薬と同じ成分の花粉症治療薬について、医療保険の適用から除外し全額自己負担にすべきだとの提言を取りまとめた。保険財政悪化への対応策と位置付け、最大で年600億円程度の医療費削減効果があると試算。その半面、1~3割の支払いで済んでいた患者の負担は重くなる。

当方は幸いにも花粉症でお医者様のお世話になるような状況にはなっていないのだけど、お薬をいただいている人には目ん玉飛び出るようなお話に違いない。

ただこの類のって、一次資料を見ないことにはわからない。記事の書き手が資料の内容を理解していないとか、曲解して煽った記事にするってのはよくある話だからね。そもそもこれってあくまでも健保連の提言レベルの話で、政府で討議しているとか、ましてや決定事項ってわけでは無い。

写真は挙げないけど処方箋と薬局での販売薬との差額は数十倍だ、的な煽り報道もあったようで、ピンポンダッシュ報道って日常茶飯事的に行われているのだなという実感。


で、一次資料が調達できるようになったので検証した結果がこれ。要は花粉症の薬のうち代替薬が出ていて処方箋なしでも買えるようなお薬については、薬局で買ってもらおうよ、というもの。単純に薬の単価のみでは処方薬の方が安いのだけど、処方箋をもらうのには診療が必要になるので、その診療代まで勘案すると、直接OTCを買ったのと大して変わらないよ、と。

提言書には他にも色々と興味深いことが書いてあるので、一度目を通しておくことをお薦めしたい。

しかしピンポンダッシュ報道をした界隈、特にテレビ番組は、どのような形で落とし前をつけるのだろうか。「分かりやすいが正しいとは限らない」って感じだな。

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このページは、不破雷蔵が2019年8月24日 07:49に書いた記事です。

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