高齢者の預貯金の引き出し制限問題

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金融機関が高齢者の取引を見直す動きが急速に進んでいる。特殊詐欺の防止などから、一定年齢になると、預金の引き出しを制限したり、使途の詳しい説明を求めたりするケースが増えている。早ければ60代から「自分のお金が自由に使えない」状況も生まれている。

オレオレ詐欺をはじめとする銀行のお金を卸すプロセスが生じる詐欺の被害者の多分が高齢者で、その少なからずが認知能力に問題がある事例なことから、高齢者がお金を卸す時には厳しい制限が設けられていたり、理由の説明を求められることがある。

実のところATMでは年齢を問わずに一日当たりの引き出し制限があるし、それもまた詐欺被害の縮小化のためではあるのだけど。

通常状態で利用している人にとっては使いにくいのは事実ではあるし、記事にある通りハラスメントとして認識する人もいるだろう。しかし被害が多分に生じているという事実を前に、自分は大丈夫だから、不便さを感じるからと騒ぐのは社会生活を営む上では適切と言い難い。「一律対応は問題だ」「きめ細かな個々の対応を」とはいうけど、それを行うのには多分のリソースが必要になる。その負担を誰がするのか。そういうサービスをする専門の窓口を設ければいいということなのか。

自分が面倒だから、気分としてよくないからと、自分のお気持ちファーストで世の中の工夫や知恵を否定するのは好ましい話ではないし、それを正当化する報道もいかがなものかと思われるのだが。

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このページは、不破雷蔵が2019年8月12日 06:48に書いた記事です。

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