パソコンでゲームをさせて操作系を覚えさせるという発想

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実のところこの話の信ぴょう性を確認することはできないのだけど、日本でパソコンが家庭用に浸透し始めた頃のエピソードとして、この類の話が結構出ていたのは事実ではあったりする。統計だったものがないのは残念だけど。

当時の(パソコンの)ゲームで遊んでおきなさい、というのは多分に、雑誌掲載のプログラムを打ち込んだり、色々なパソコンの操作を覚えた上でゲームソフトを読み込んで立ち上げて遊ぶことを意味する。インターネットなどまだ無い時代だからね。今のアプリを落としてあとはゲーム内の操作のみとか、ゲームソフトを買ってきて云々とは少々勝手が違う。

ただし、必要なアイテムの利用方法を、ゲームで楽しみながら覚えていくというのは、いつの世でも変わらない。遊びながら学ぶ、自分の好きなことをしながら覚えていくというのは、とても大切。


ゲームソフトなどを提供する方法として、雑誌にプログラムを載せる以外に、ソノシートに収録するって方法もあったらしい。ソノシートってのはレコードという丸型の音源収録機器の簡易版。それをレコードプレイヤーで再生させて音を拾ってカセットテープに録音し、その音を専用のレコーダーで読み込んでパソコンにプログラムとして認識させる。無茶苦茶な気もするけど、それが昔のパソコンでのプログラムの送付の仕方ではあった。不特定多数にプログラムを配布する方法って、それしかなかったのだよね。

もうちょっと経つと、プログラムが入ったフロッピーディスクを雑誌付録として織り込むことができるようになったけど。

ともあれ。自動的に行われてしまう部分が増えているので、ゲームだけで操作を完璧にってのは難しくなったけど、操作の基本とか、そもそもプログラムを動かす概念などは、今でもゲームなどの楽しい遊びで学ぶことはできる。ゲームだからといって軽んじたり舐めていると、痛い目にあうよ、うん、マジで。

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このページは、不破雷蔵が2019年8月11日 07:59に書いた記事です。

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