短いものをたくさんと、能動的作品と受動的作品

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エレベーターの待ち時間が何分以上だとイライラしたり離脱するって研究は結構色々なものがあるけど、どうも最近ではその類のは行われていないようで、具体的な数字はあまり信頼性が無いようだ。第一、社会文化が大きく変わっているので、昔と比べて今は随分と短時間でイラつきモードに突入してしまうような気がする。

指摘されている通り、物事のあれこれが便利になる=意思がすぐに体現化される仕組みが増えていることで、待つということが非常に苦役なものとなり、長時間同じことをするのが耐えられない状態となりつつある。映画とかテレビ番組とかゲームで、長い時間をかけるものが嫌われるってのは良く聞く話。つまみ食い文化の話でも触れたけど、選択肢がメッサ増えたので、少しずつ色々なものを食べたくなるから、一つのものに固執できなくなってしまっている。

それの良し悪しはともかく、世の中がそういう風潮なのだから、需要もそれに従ったものとなるわけで、スピード感のある作品が受け入れられるのも自然の成り行き。ある意味、5分とかのコマ切れアニメの数が増えてきたのも、それが一因なのかなと思ったり。

また一方で、アニメやラジオのような電波系媒体、さらには動画の類も、利用者側にスピード感を強要できる。利用者側は受動的にそれを受け取ることになる(一時停止とかはできるけど再生スピードを調整して観る人はいない)。流し込み的な。他方漫画や小説のような紙媒体の類は、能動的なもので、自分で受け取るスピードを調整できる。読み手全員が速読のような速さで読めとか言われているわけじゃない。

ただ、利用者側にとってどちらが楽かというと、やはり受動的ものなんだよね。身を任せるだけでいいし、考えることも少なくて済む。

このへんの要素を組み合わせた、新しい提供方法って何かないかな、とふと思ったりもする。利用者側が受取スピードを調整できる受動的なもの。いや、調整ができるのならそもそもそれは受動的なものじゃないから、言葉のレベルで矛盾しちゃってるか。

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このページは、不破雷蔵が2019年6月15日 07:11に書いた記事です。

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