充電池のごみ化で発火事案が増えているという話

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スマートフォンやパソコン、加熱式たばこなどに使われるリチウムイオン電池が、ごみ処理施設に運ばれて発火・発煙する事故が昨年度は128件に上り、5年間で4倍に増えたことがわかった。施設が全焼するケースなど被害は深刻化している。同電池が誤って家庭や企業からごみとして捨てられていることが背景にあるとみられる。環境省は、ごみの分別の徹底を全国の自治体に要請した。

ボタン電池、さらには通常の乾電池ですらも、捨てる時には電極部分を絶縁状態にしておかないと、何らかのはずみで通電してトラブルが生じるよというお話は以前もした記憶がある。面倒くさいし、捨てるごみにそこまで配慮が必要なのかという意見もあるだろうけど、リスクを考えたらそのちょっとした手間が確実に安全性を高めるって認識をしてほしいな、と。絶縁化する手間はともかくコストはほとんどゼロに等しいのだから。

で、今件はリチウムイオン電池がトラブルのネタになっているとの話。説明では「同電池が誤って家庭や企業からごみとして捨てられていることが背景にある」と書いてあるけど、少なからずは半ば意図的に「自分ぐらいは」「面倒くさいし」という感じでポイ捨てしているような気がする。

加え、量販店や役場、さらには大型商店などに設置されている回収ボックスって、案外目立たないんだよね。注意しないと存在自身に気が付かない。ペットボトルみたいに、回収するとポイントがもらえるという成果制度的なものを設けてもいいとは思うのだけど、そもそも電池を消耗して廃棄する機会って、それほど多いわけじゃないからねえ。

なんか発想の転換的な、頭のよい方法はないものかな。

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このページは、不破雷蔵が2019年6月11日 06:59に書いた記事です。

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