「23歳が適齢期を過ぎつつある」と、社会環境の変化による常識の移り変わり

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昔は当たり前のようなこととして語られていたフレーズが、今では違和感をもって受け止められてしまう。社会慣習や情勢が変われば当然常識も変わるので、当然の話ではあるのだけど。例のチャンネルを回すといった言葉の死語化と同じ構図。今件も23歳の女性が適齢期を過ぎているという表現について、当時は当たり前のように描写されているけど、今ではちょっと違和感があるよね、というもの。

【クリスマスケーキと「売れ残り」と】でも解説したことがあるのだけど、昔は適齢期を過ぎてしまった人のことを、クリスマスを過ぎたクリスマスケーキと表現することがあった。つまりクリスマスケーキはもっともよく売れるのが24日から25日にかけて。23日も入るかな。そしてそれを過ぎると投げ売りされてしまう。商品価値がそのタイミングでぐんと落ちるってこと。そしてそれを年齢と掛け合わせて......ということになる。

誰が言い始めたのかはちょいと分からないけど、23~25歳が適齢期となると、最初に挙げたクレしんの中の話よりはちょっと後になる、という推測も立てられる。そして今ではその描写ですら辻褄が合わなくなっているので語られることは無い。というより失礼に当たるものではある。

この観点で見ると、刊行時に読み手にごく普通に、違和感なく受け止めてもらって読まれるであろう大衆紙の漫画、特に日常系四コマ漫画の描写ってのは、当時の世相、慣習を知る上では貴重な資料になりうる。もちろん揶揄とか誇張が多分に混じっているのでそれを差し引く必要があるけど、いわゆる「あるある系」のようなものは特に価値が高いのではないかな、と思ったりするわけだ。

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このページは、不破雷蔵が2019年5月25日 08:01に書いた記事です。

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