ワクチンの有益性は科学知識が高いほど肯定されやすい

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ある程度感覚的に理解は出来ているし、反ワクチン的な動きは多分に感情論とか過度の一般化といった詭弁法を用いているので、予測はできたのだけど、話として体現化されると色々と思うところがあるお話。

説明としては引用の通りで、米国での話ではあるけど、科学的知識がある人ほどワクチンの有益性を肯定するし、副作用のリスクを必要以上に高く見積もることは無い。つまり科学的知識が低レベルの人は、ワクチンの有益性を信じない、副作用を必要以上に高く見積もる傾向が強いということ。無論、これは相関関係であり、反ワクチンの人が買が科学的知識に欠けた存在であることは意味しないけどね。多分な因果関係もありそうな気はする。


で、その記事の引用元に書かれていた集団免疫性に関するお話。防疫、個人ベースではワクチンの接種による免疫の取得ってのは、一定以上の比率が無いと意味がないよ、という話。免疫取得にはわざと感染して死なずに済むってのと、ワクチンを接種するのと二つの方法があるけど、後者による方がよいのは当たり前の話であるのを前提として。自分勝手に「自分は感染しないから大丈夫」的な形で免疫を得ていないと、感染することで伝播ルートを作ってしまい、身体的な事情で免疫を持っていない人などにも浸透してしまうリスクがあるよ、というもの。要は、免疫を持つことで拡散を防止する防波堤になるわけだ。

対象となる病気によって感染力の違いがあるので、どれほどの免疫力保有者率があれば広域拡散を防げるか、確率論的な数字は異なる。ただ、可能ならば極力予防接種は受けておくことをお薦めする。見も知らず人の命を、知らず知らずのうちにリスクにさらしてしまうかもしれないのだから。

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このページは、不破雷蔵が2019年3月20日 06:58に書いた記事です。

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