CRTを斜めに埋め込む机

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CRTってのはCathode Ray Tubeの略で、ブラウン管を用いたパソコン用画面表示装置。奥行きがあって重たくて、そして高い。今では液晶タイプに取って代わられちゃったけど、昔からのパソコンがある場所ならいまだに使われているかもしれない。まぁ、CRTの方が表示の観点で良いとの主張もあるのだけど、薄くて軽くて安いというメリットにはかなわない。実際、大きなCRTを使うとなると、のせる机の重量制限とにらめっこしたとか、地震の時には超やばいとか、引っ越しや模様替えの時は腰に注意とか色々と。

で、そのCRTについて、机に斜めの穴を開けて埋め込んで、見下げる視線で作業ができるっていうデスクがあった。今では何それ? という感想しか持たない人が多分だろうけど、調べてみると確かにそういうものは実在していた。


引用文に関する指摘にもある通り、この落とし込みCRTは奥行き軽減というよりは視線の問題が大きかったりする。また、当時騒がれていたお話として、直接CRTの電界波(電磁波の一種)が直接身体に当たらないようにとの配慮が云々ってのもある。OAエプロンとかも流行ったとの記録もあった。

まぁ、何が言いたいかというと、パソコン向けの画像出力機器がCRTから液晶に取って代わられるという環境変化が生じると、関連物品も姿を消してしまうよね、というお話。似たようなものとしては、従来型携帯電話のアンテナにつける、謎の「電波の入りをよくするアイテム」とかね。


アイテムの世代交代では無く人間の平均値的なパラメータの変化で変わっていくものもある。これが良い例で、昔と違って今のキッチンではやや背丈が高くなっている、これは使う人の平均身長が伸びたからというもの。そういえば通勤電車のシートが大きくなったのも、利用客の身体が大きめになったからってのがあったなあ、と。

あと数十年もすれば、埋め込み式の斜めな穴がある机も、骨とう品扱いされるようになるのだろうか。そもそもどのようにして使うのか自体分からなくなっているかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2018年12月21日 07:57に書いた記事です。

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