直間比率の是正って何の意味があるのだろうってことと消費税のお話

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消費税を導入する、その税率を引き上げる理由っての一つに、直間比率の是正ってのがある。日本は他国と比べて直接税の比率が高いから、追随すべく間接税比率を上げなきゃねとか、その理由として「財産持ちからも極力公平に税を徴収できるように」ってのが挙げられる。財産をたくさん持っている人もそれなりに消費はしているから、せめてその分に税金をかければいいだろう、という話。

けどさ、間接税の代表でもある消費税って、その「財産持ちからも極力公平に税を徴収できるように」の観点でも逆行している、逆累進性な性質を持っているのだけど、モノスゴイ本末転倒じゃね? 的な。

詳しくは以前【消費税のワナ、逆累進性】などでも触れた通り。元々所得が少ない人はその多くの割合を消費に充てなきゃならない。けど、所得が多い人は同じ比率じゃなく、もっと少ない比率で済んでしまう。絶対金額的な負担額の観点では無く、個々が使える領域の金額に対する比率では、大きな差が生じてしまうのだな。貧乏人ほどつらい目に会うということだ。

月30万円の所得の人と月3000万円の所得の人。所得に対して同じ比率で消費に回すってのは考えにくいよね。つまりはそういうことなのだな。

まぁ、実のところ間接税の方が安定した税収が期待できる、しかも消費行動そのものは無くすわけにはいかないから安定度が高い。安定税源ってのはそういうこと。税制は政策そのものでもあるから、景況感に合わせてコントロールすべきなのに、勘定方がレバーを握ったらまずいお話ではあるのだよね。カーブとか斜面とか渋滞状態でスピードを変える必要があるのに、「燃費がこのスピードなら一番よいから」と一定スピードを維持するようにドライバー以外がアクセルを踏みっぱなしにしたらどうなるか、ってことなのだよね。

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このページは、不破雷蔵が2018年10月31日 06:43に書いた記事です。

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