報道はスピーカーでなくてはならぬ

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スピーカーってのは伝えたい音声情報をそのまま拡大するのが必要とされている機能。変なノイズが入ったり、別の音楽が流れてきたり、内容を改ざんされてしまっては何の意味も無い。修理をしたり、廃棄して新しいものに取り換える必要がある。蛇口をひねったら泥水が出てきたり、いつものカットでお願いしたのに美容師が勝手に自分の気分で流行のもこもこモードにしたとか丸坊主にするような床屋は使い物にならないってのと同じ。

そのような状態にあるのが今の報道ではないかな、と。まずは該当する情報に何も足さず何も削らず、そのままで流してほしいのに、勝手に切り貼りして別の解釈を持たせようとしたリ、報道サイドの思惑がもりっと入っていたりする。それって報道では無く、言論・論説機関だよね、的な。


テレビは放送法の縛りもあるので、報道機関でなくてはならない。ただ新聞はその辺りの法的規制が無いこともあって、報道であるのとともに言論機関でもあったりするから、イソップ童話のコウモリのようなことが容易に出来る。報道のふりをして中身が言論・論説だったりってのは朝飯前のインシデント。また、テレビにしても指摘されている通り、ニュースステーションの事例でビジネス的にうまくいったこともあり、報道と言論・論説がごちゃごちゃな番組が多分になっているのは否めない。誰も指摘、修正をしなければ、どんどんやり方は大胆になってくる。今がそんな感じ。

また、題材の取捨選択とか、切り口にしてもそう。指摘されている通り、デタラメ報道こと報じない自由が大手を振って歩きまわっている状態。まぁ、人間がやることなので多少の誤差、ぶれは仕方が無いのだけど、果たして現状はその仕方が無い領域に留まっているのか否か。


結局は指摘通り、報道はストレートニュースであるべし、なんだよね。まぁ、報道の冠をかぶった方が注目は集まるし、素材は黙ってても山ほどやってくるし、報道サイドの思惑を事実であるかのように盛り込めるし、費用対効果がとてもよいしという感じでメリットが多いから、今のような状況になってしまっているのだろうけど。公務員が業務時間中に公務をサボって副業をしまくっているようなもんだからなあ。

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このページは、不破雷蔵が2018年10月24日 07:58に書いた記事です。

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