デタラメでも騒いだもの勝ちな世界

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当方は該当する記事そのものを目にしてはいないのだけど、似たような話はそれこそ週一ぐらいで遭遇するし、恐らく昔のような情報伝達媒体が限られていた時にはテレビや雑誌、新聞やラジオの類が日々似たようなことをして、それが絶対真実だとの認識で通っていたのだろうなあという気がする(今でも同じ姿勢で同じようなことをやっているので、暴露されやすくなっただけ、なのかもね)。

今件では掲示板の孫引きでというのも一つのポイントで、一般の報道も似たようなことをやらかすので、ことある度に「一次ソースをちゃんと明記して」と訴えていたりする。

問題なのは指摘されている通り、虚実でも騒ぐ声が大きいと、それが事実として浸透してしまいかねないってこと。


アクセス数が増えると書き手の評価は上がるし懐も温まる。それだけじゃなくて情報として浸透してしまい、事実であるかのように受け止める人が増えてしまう。後にエビデンスを呈して間違いだと訂正が入っても、それは得てしてショッキングな、インパクトのある話では無いから、間違いを上書きするほどは広まらない。美味しい思いをしている人達はデマでもフェイクでも真実として広めるし、宗教的に妄信して「こんな邪心的な訂正が入っている。許せない」と逆切れ的に間違いの話をさらに広める筋も出てくる。昨今のトリチウムとかが良い例。悪質な新興宗教と同じなんだよね。

ソーシャルメディアでは間違いを指摘しても、その指摘自身が間違いを流している側に益となる場合がある。先日の某大学教授のホテル周りの話のようにうまく片付けはいいけど、あれはむしろ稀有な例だったりする。

「URLなしで内容だけ「間違い」という」。これは一つの方法論として悪くない。あるいはツイッターならテキストを画像にして...というのは規約違反か。色々と難しい話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2018年9月 2日 07:12に書いた記事です。

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